今夏の猛暑には、普通のゴルファーはゴルフ場行きを控えたでしょう。
私も猛暑に怯え、3カ月以上ご無沙汰しました。やっと朝夕はいくらか涼しくなったので、友人を誘って2人で遠征しました。
幸い、天候に恵まれた2日間のツアーでした。社交性のない変なヒトと同伴するよりも、ツー・サムの方が気が楽だし、進行が早いので2日間とも2人プレーを行いました。
30年前は50歳代でも高齢の方でしたが、高齢化が進んだ現在は平日なら大半のゴルファーは70歳代、中には80歳代が混じっている。
今回も50歳以下は殆ど見かけなかった。昔に比べて女性が増えましたね。
公式な高齢者の定義は『65歳以上』を言いますが、実態に合っていないと思います。65歳ならまだ若さは十分残っている。
感覚的に言えば、高齢者は70歳以上、後期高齢者は80歳以上とすべきでしょう。
以前から嘆いているが、私は2年前から急速な老化が進み、まったく飛ばずにスコアを競うゴルフができません。
1Wで170y~180y、4Wで160y、52度のAWで70yの飛距離です。腰を使えず手打ちだからですが、日曜日のテレビ番組『ゴルフ侍』に登場するかってのトーナメント・プロでも70歳代後半になると見ておれないような老化です。ど素人の我々が無残なショットは当然です。
今回の遠征は我々だけの2人プレーでしたので、躊躇なくフロント・ティを選びました。
しかし、そのフロント・ティでもまったく歯が立たないのです。短いショート・ホール以外はパー・オンがあり得ない。ナイス・ショットを連発しても届かないのです。順調に行ってボギー、ミスするとダブルボギーの連発、大きなミスをするとトリプル・ボギーになります。
初日のセントラルゴルフ西コースも2日目の麻生コースもフロント・ティ(緑マーク)はあるが、ゴールド・ティがないのです。レディス・ティはかなり短く設定されているが、フロント・ティは本当の高齢者には距離があり過ぎる。
麻生コース(旧麻生カントリー)は通算で5回目ですが、こんなに難しいとは思わなかった。西コースに比べて狭いしアップダウンが激しい。カート道路は急な下り阪が多く、ホール間が長く、運転未熟者は危ないので運転を避けるべきです。
高齢化社会のゴルフ場は絶対ゴールド・ティを設定すべきです。
力量に応じたプレーが出来れば楽しいし、進行が早い。
因みに西コースは黒ティ6847y、白ティ6367、緑ティ6200y台、赤ティ4874y、
麻生コースは黒ティ6905y、白ティ6403y、緑ティ6088y、赤ティ5669yと表示されている。
我が国の人口構成を調べてみました。男女込みで令和6年現在で65歳以上は29,3%、75歳以上が16,8%、80歳以上が9,9%を占めています。
女性用の風呂・トイレを改装し、赤ティを新たに設定したのと同様に、高齢ゴルファーを意識したゴルフ場運営が必要だと強く感じました。
苦戦続きの私のスコアは西コース49・44の93、麻生コース47・50の97でした。
もう一つの話題です。
高校時代に秀才だった友人は、知的な職業に就いていた。5年ほど前に帰省した際に「仕事が楽しいし天職だと思っている。死ぬまでこの仕事を続ける。未だに高額の税金を納めている」と鼻息荒かった。その彼から1年前に「体力・気力が萎えたので引退する」と連絡がありました。
今回、ホテルでの一夜は時間があり過ぎたので、「仕事辞めれば時間を持て余しているだろう。何をして過ごしていますか? 私は泊まりの2日連続プレーに来ている。往復300kmの運転もしている」とメールしたら、折り返し「このはなしはしない。からだがうごかないのだ」とオール平仮名の返信が来た。
この文章??? 認知は大丈夫か?
86歳にもなれば、自分は元気にしていると言ってはいけないのか?と自問自答しています。歳は取りたくないものだ。
令和7年9月22日 渡 若造