スタート前の練習グリーンと時計塔
まだ7月初旬なのに猛暑が続く中、神奈川県民ゴルフデーの枠で神奈川在住のT氏にプレー予約をとってもらい、程ヶ谷カントリー俱楽部へ行って参りました。今回はT氏とT氏の知り合いのゴルフ仲間I夫妻とのラウンドです。程ヶ谷カントリー俱楽部は関東7俱楽部に名を連ねる歴史も深い名門コースであり、私が勝手に呼称している神奈川イレブンのひとつです。「えっ神奈川イレブンって何?」と思った方は箱根カントリークラブのレポートをご覧ください。
程ヶ谷カントリー俱楽部の開場はなんと大正時代。あの人気アニメ「鬼滅の刃」と同じ時代背景です。現存するゴルフ場の中では国内で8番目に古いコースになります。当時は9ホールで開場した古いゴルフ場はありましたが、18ホールを揃えたゴルフ場としては日本最古らしいとのこと。今のコースは紆余曲折のあった俱楽部の歴史を踏まえ、現在の地に新しく新設されたものです。
コースの隣に走っているのは保土ヶ谷バイパス、東海道の宿場も保土ケ谷で、東海道本線の駅名も保土ケ谷ですが、開場した大正の頃は程ヶ谷と呼ばれていたことから、この名前になっているそうです。江戸時代の呼称が昭和になってからは保土ケ谷が正式な地名になったとのことで、名前の違いはこんな所にあります。なお、キャディさんの話しだと横浜でも最も標高の高いところにあるそうです。
スタートホールの10番ホール
ラウンドは、INを7時40分と早いスタート。このところの猛暑で、今年はスループレーで回るようにしたと言うことです。この日は雲が多く、風があったので、猛暑の中にあって最良のコンデションと言える一日でした。
しかしプレーの方はそうはいかず、ドライバーがなかなか言うことを聞いてくれません。出だしの10番はOBのある左を嫌って、右の斜面にプッシュアウト、11番は左に引っかけ、飛ばないライナーとなってしまいました。12番ショートではボギー。このホールでは同伴のI夫妻の奥方が長いパットを決めて見事なバーディ。しかし自分はその後もドライバーは調子が悪く、特に巻き球が連発。それでも大崩れはせず、トリ、ボギー、ダボと続きます。16番ではバンカーに捕まってダブルパーでしたが、その後パー、ボギーと気を吐いて前半は51でした。
バンカーは結構難しく、今回のメンバーは皆苦労させられていました。かくいう私も16番ホールでバンカーに捕まると脱出に3打要するなど、苦労させられました。何故か、球に力が伝わらず、抜けてしまうようなショットになってしまうのです。砂が薄く、地面が固いのもあるようですが、対策としては目玉の時のようにクラブの歯を立てて、球の2センチ手前を叩く打ち方が良いようですが、定かではありません。
後半は5分ほど休憩してのスタートです。なんとかティショットを調整しないと意識した後半は、ボギー、ボギー、パーで順調な滑り出し、しかしその後はまた、鳴かず飛ばずのティショットでダボ、ダボ、トリと元に戻ってしまいました。7番ミドルでパーを拾えたものの、8番ショートはダボ続きます。
そして迎えた最終9番ホール。ようやく今日一といえるティショットが打てました。そして気を良くした2打目でパーオンし、2パットのパーで終えることができました。天気も最後に晴れてきて日差しが強くなりましたが、暑さもさほどでは無く、天気も味方をしてくれたラウンドとなりました。
ラウンド前にアップダウンがきついと言われていましたが、ラウンドしてみた印象ではそんなには感じませんでした。むしろ地形をうまく生かしたコースレイアウトにさすがに名門と思わせる内容でした。かのオーガスタ・ナショナルゴルフクラブもアップダウンはかなりあるそうで、一説によれば程ヶ谷カントリー俱楽部と同等だと感じている人もいるようです。まあ、オーガスタには行ったことが無いので確かめようがありませんが。
ともかく、終わりよければ全てよし、ティショットに大きな不安を残したものの、楽しくランドさせていただきました。ただ、今回は関西風の「知らんけど」レポートになってしまいましたが、そこはご愛嬌と言うことでお許しください。
前半のプレーは雲が多く、こんな空模様
ハンディキャップ1の最も難しい6番ロング
日が差してきて美しい緑の8番ショート
9番最終ホール、やっかいな猛暑日差しもこのホールのみだった
掲載日:2025年7月22日