出だしは長めのショートホール
噂の箱根カントリークラブはその広大さで群を抜くと聞いており、いつか行きたいと切望していたゴルフ場です。このたびメンバーコースとの提携が3月で終了とのことで、駆け込みで予約を取りプレーして参りました。隣接の大箱根カントリー俱楽部は行ったことがあり、その広々とした感じはそんなに変わらないだろうとタカをくくっていましたが、実際にラウンドしてみるとまったくの別物。その広大なフィールドは空気感さえ違っていました。広い空、周囲を囲む箱根の山々、まるで天空の高原のようなゴルフ場です。
さて、箱根は言わずと知れた神奈川県のコースですが、神奈川県にも素晴らしい名門コースが数多にあります。その中から厳選された名ゴルフ場11カ所を私が勝手に選定し、神奈川イレブン名付けています。もちろん今回の箱根カントリークラブのその中のひとつです。えっ!その11カ所ってどこ? それは想像にお任せしますと言いたいところですが、関東7俱楽部の保土ケ谷、相模を筆頭に、戸塚、横浜、磯子、芙蓉、湘南、スリーハンドレッド、相模原、レイクウッド、それに箱根を加えての11コースです。えっ!その他にも良いゴルフ場はあるって? まあ私が勝手にやっていることですからそこは大目に見てください。
さてラウンドレポートですが、この日は3月の小春日和で、天候は晴れ、気温も温かく最高のコンデションでした。スタート前に同伴のA氏が今日ティは青ですか白ですかと聞いてくるので、「当然白です」と回答。メンバーさんが同伴で無いのに青から打つなんて失礼です。とはいえ白からでもかなり距離があり、後から青で無くて良かったなあとつくづく思いました。
今日はインスタートでしたので、10番のショートホールからのスタートです。出だしは1オンせず、グリーンそばからのアプローチにも失敗しダボスタート。その後はドライバーの調子は良かったものの、白ティからでも距離のあるこのコース、なかなか思うようには行きません。迎えた15番ロングホールでは逆風が強く、完璧に捉えたはずの打ち上げの3打目が届かず、砲台のグリーンから転げ落ちる始末。続いての16番ホールはコース最高地点に近く、遠くにクラブハウスを臨みながらの最高のロケーション。ここは豪快なティショットが決まり、パーオンにも成功して、ようやくパーを取ることができました。最後は400ヤード近いミドルホールに苦戦しながら前半終了です。
箱根カントリークラブの最高標高地点、15番グリーン
箱根カントリークラブの名物2番ショートホール
箱根の山に向かって豪快なプレーが醍醐味。
豪快なティショットが決まった16番ホール
昼食後のラウンドでは、出だしからトリさん連続です。名物ホールの池に囲まれた2番ショートホールではティショットで当たりが薄く痛恨の池ポチャ&3パットでした。その後は4番と6番でパーを拾ったものの、やはり距離があるこのコース、苦戦が続きなかなか思うようなスコアにならず、ダボだらけのラウンドになってしまいました。それでも陽春の気候の中で、箱根の大自然と、広大で懐に広いコースを十分堪能することができました。提携コースでは無くなりますが、また機会があれば再チャレンジしたいコースです。
ただひとつ難を言えば、帰りの渋滞です。今回は箱根湯本で渋滞、小田原厚木道路でも渋滞、厚木インター、大和トンネル、首都高速渋谷線、山手トンネルの渋滞と、7カ所も渋滞に巻き込まれ、帰りは行きの三倍以上の時間がかかってしまいました。このコースには宿泊施設もあるので、プレー後に宿泊して、翌日観光しながら早めに帰る手もありかもです。
掲載日:2025年5月9日