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コースから時折姿が臨まれる岩手山。

 大宮から新函館北斗行き「はやぶさ号」へ乗り込み1時間47分、岩手県の県庁所在地盛岡へは今や首都圏から2時間も経たずに到着してしまいます。盛岡市は自然豊かで歴史深い街並み、独特な食文化などがあり、ニューヨークタイムス紙「2023年に行くべき52カ所」に選定され、今年注目を浴びています。そんな盛岡市の郊外にある、岩手県でナンバー1と称されるのがメイプル カントリークラブです。隣接地域に小岩井農場があり、自然の豊かさを感じられるゴルフ場で、今回はそのラウンドをレポートします。
 メイプルカントリークラブは、以前から行ってみたいと思っていたゴルフ場でしたが、このたび東北で仕事をしていたO氏、F氏、S氏の間で企画が持ち上がり、そこに入れてもらう形でラウンドが実現しました。コースは自然豊かという印象で、関東のゴルフ場と比べて趣が異なります。その上、南部富士とも呼ばれる岩手山が時折コースから望め、さらに趣向を添えてくるのですから自然のなかでのゴルフを満喫という感じです。
 開場は1987年と若いゴルフ場でもあり、今回参加の誰よりも若いという皮肉な状況でした。各ホールはセントアンドリュースやオーガスタナショナル、ペブルビーチといった世界の名ゴルフ場のコースを模して設計されており、各ホールに名前が付けられています。
 さてラウンドの方ですが、OUTの1番ロングからスタート、このホールはINのスタートホールとグリーンが共用でつながっており、セントアンドリュースを模しています。「一期」という名がつき、INの10番が「一会」なので併せて「一期一会」という名前です。出だしはティーショット、フェアウエィウッド、アプローチとうまく行きなんとパー。ちなみにINの10番もほぼ同様の内容でパーでした。その後、2番のグリーンが見えない「不来方」ボギー、3番リンゴの木がある「エデンの園」ボギー、5番「鬼の手」ボギーと続きましたが、5番のショート「ノアの箱船」で右にある小さな池を気にして左に打ってしまいOB、ダブルパーの6とすると、6番ミドル「ハムレットの城」でもトリ、7番ロング「岩魚」では3打目を岩魚の棲む?池に入れてしまいまたトリ。このホールはハンディキャップ(ストロークインデックス)1で最も難しいホール、グリーン前のバンカーに岩魚の形をした島があるとしきりにキャディさんが言っていましたが、真上から見ないとわからないということが後に判明しました。
 中盤崩れての連続トリ、しかし8番のグリーンそばに1本のカエデが立っている「一人静」と、前半最後の9番、岩手山を模したバンカーがある「岩手山」では気を吐いてパーを拾い、トータル48で前半終了でした。

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鬼の手形のバンカーがある5番「鬼の手」

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グリーンから見たハンディキャップ1の7番ホール「岩魚」。

 後半は、前述の通り出だしパー。続くペブルビーチを模した11番「魔女の丘」もうまく切り抜けボギー、しかし12番の変哲の無いショート「悦」でボールをロストし7点、く~っ痛い。13番「追分」でパーを拾いましたが、14番「紅葉が原」からドライバーが狂い出し、秋になれば紅葉で美しいだろうコースを楽しむ余裕もなくトリ。15番「岬」ではティーショットで定番のチーピン。2打目をコースに戻すも、3打目がバンカーに捕まり、そこからホームランで6オン3パットの9とやらかしてしまいました。このホールはグリーンがふたつあり、どちらかを選べるという趣向付き、ちょっと変わったホールです。
 あがり3ホールはまずオーガスタを模した16番ショートの「禅」。ここは池が広がる左の難しい方向へ打ち出してしまいましたが、なんとか池は越えてくれて1オンしパー。続いて、河童の棲むクリークがある17番「河童澤」では本日唯一のダボ、18番ロング「紅葉台」はドライバーの調子が悪いのをうまくごまかし、ボギーで逃げ切り、結果後半52で、トータル100叩きになってしまいました。
 お疲れ様でしたとホールアウトしましたが、メイプル カントリークラブには19番ホール「どんとはれ」があり、わずか69ヤードながらもうひとホール楽しむことができます。「どんとはれ」は岩手の方言で「これでおしまい」という意味だそうです。変わっているのはグリーン内にバンカーがあること。そういえばプロゴルファー猿で、グリーンに池があるホールがあったなあ、それに比べれば普通かと思いつつ、パーであがり締めることができました。

 プレー後は宿に向かう前に美味しいジェラートの店があるというので、全員一致でそこへ向かうことに。雫石に近い所に「松ぼっくり」という店があり、金曜日にも関わらず客足が絶えない人気店で、素晴らしいジェラートを堪能することができました。

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14番「紅葉が原」にあるクリークのようなバンカー

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共用グリーンの1番と18番、「一期一会」はともにロングホール。

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左は池の16番ショート「禅」

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19番ホールにはグリーン内にバンカーが。

 

掲載日:2023年6月5日