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 全国に提携ゴルフ場を36も持つ片山津ゴルフ倶楽部は、全国にメンバーがいます。そのほとんどは関東在住や関西在住のメンバーですが、そんなゴルフ倶楽部ならではの東西メンバー交流戦を実施しました。交流戦は6月18日に白山コースで行われましたが、今回はその辺は置いといて、加賀コースの方を紹介します。
 加賀コースはメインの白山コースのサブコース的な位置づけですが、手強さは白山コース同様であり、毎回苦しめられています。各ホールも特徴ある作りになっており、それぞれに勝手に名前をつけて楽しんでいます。例を挙げると、「古戦場」「カルデラ」「サハラ砂漠」「直角ロング」「ブラインド」「キジ鳴きショート」「加賀なのに白山」などです。どのホールもグリーンが見えないような設計になっており、ショートホールを除いては大部分のホールがティーラウンドからグリーンが見えません。
 まずはINの中で2ホールを紹介。11番ホールは昔、源平合戦のあった碑が立つロングホールです。そのことから「古戦場」という名になっているのですが、隣接の8番ホールも同様なので、双方含めて「古戦場」ホールとしての位置づけです。片山津には源平合戦の史跡が点在し、木曽義仲と平氏が戦った篠原合戦の舞台となった地でもあります。倶利伽羅峠で大敗を喫した平氏の大群は、追いすがる木曽義仲軍にこの地で追いつかれ、合戦におよんだものの勝てるはずもなく、名だたる武将が討ち取られたと言います。片山津温泉の近くには「首洗いの池」という史跡があり、後にこの地を訪れた松尾芭蕉が詠んだ「無残やな 兜の下の きりぎりす」の句が残されています。
 そんな11番ホールのプレーを紹介します。私は事前練習の成果か、ティ-ショットはやや右目のフェアウエィ、2打目で残り150ヤードにレイアップし、3打目はややハーフライナーの当たりながらグリーン奥へオン、長い距離のパットは2つで沈めきれずボギー。同伴のY氏とT官房長官はともに右側からせめて、4オン2パットのボギー。M氏はティーショットを引っかけ左へ、2打目は右に飛ばし、どこでプレーしているのだろうという感じでしたが、突然グリーン上に現れ、バーディパットをいつの間にか決めていました。

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11番ホールの古戦場の碑

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同伴M氏がバーディの11番グリーン

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四方が小山に囲まれている14番ホールグリーン

 続いて14番ホールのカルデラです。なぜカルデラかというとグリーンの周囲がすべて外輪山のように小山で囲われているのです。このホール、ティーラウンドからは左手に池があり、池の右側のほとりには高い松林があって、ティーショットはその松林を越えていくか、フェアウエィの右サイドに打つかになります。左側の松林を超えていくのがベストですが、よほどの飛ばし屋で無いと松林は越えないので、大抵は右サイドを狙います。2打目は木と小山で囲われたグリーンが見えますが、このホールでパーオンしたのを見たことがありません。私は1打目をフェアウエィ右のラフに外し長い距離を残します。2打目は外輪山手前までがやっと。ピンまでの距離感がつかみにくい場所から3打目は乗らず、4オン2パットのダボ。Y氏はティーショットで私よりやや前でしたが、外輪山手前から難しい寄せに泣かされ、同じく4オン2パットのダボ。T官房長官はティーショットが飛びすぎて木がじゃまになる位置へ、ここから2打目を見事に低い球でリカバリーし、寄せワンのパー。M氏は左の池に落とし難しい状況でしたが、3打目でグリーン近くまで運び、4オン2パットのダボでした。
 OUTの方は5番と6番の紹介です。5番は直角に曲がっていく左ドッグレッグのロングで、一打目はフェアウエィをできるだけ、遠く、右側に打つのがベストです。そこからほぼ直角に曲がる2打目は、フェアウエィの左側だと木立が邪魔になり木の間を抜いていくしかありません。フェアウェイの一番奥まで打てれば、木立がスタイミーになることはありませんが、距離を出し、かつ正確に打つのはたやすくありません。私のティーショットはフェアウエィ左側へ、木立が邪魔な位置に止まり、そこからの2打目は木立の間をうまく抜けて、3打目が狙える位置へレイアップすることができました。ここからユーティリティでナイスショットが出てなんとパーオン。しかしその後のパットが2段グリーンに邪魔され、3パットとなりボギーでした。同伴競技者は2打目までは左側の木々に苦労させられましたが、3人とも4オン2パットで全員がボギーでした。
 6番は右ドッグレッグの右サイドにバンカーがあり、2打目を狙うにはバンカーの左側へ打つことが必須になるホール。バンカーの右側に打ってしまうとショートカットどころか林が邪魔になり、バンカー方向へ戻すか、林の間をうまく抜くかしかなくなります。さらにここからだとグリーン手前に大きなガードバンカーがあり、完全に進退が窮まる状況に陥ります。私はティーショットを左に狙って大きく左へ外し隣のコースへ、返しの2打目は行ってはいけないバンカーの右へ打ってしまい、林、バンカーを経て、ようやく6打でグリーンに乗せ、2パットのダブルパーの8。このホールY氏とT官房長官は見事にパーであがり、M氏は3オン2パットのボギーでした。
 今回は4ホールだけの紹介でしたが、佐藤儀一氏設計、加藤俊輔氏全面改修監修の加賀コースは特徴的なホールの連続で、面白さでは白山コースに引けを取りません。ミスショットに対しての厳しいペナルティがあるのは白山譲りであり、片山津へお越しの際は、併せて回ることをお勧めします。

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5番ショートホールで後続組のK氏が見事この位置に1オン

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打ち所はとにかくバンカーより左の6番ホール

 

掲載日:2022年7月1日