5月に晴れて赤羽ゴルフ倶楽部のメンバーとなりました。25日に初ラウンドしてきましたので、今回はそのレポートです。赤羽ゴルフ倶楽部は河川敷のコースですが、最も都心から近いコースです。歴史も深く、1957年開場と古さだけなら東京都で3位、関東で21位、全国でも現存するゴルフ場のベスト100(多分70位台)に余裕で入ります。
ご一緒したのは旧知でメンバーのS氏とその同僚のY氏とT氏。今回は、コースの特徴といくつかのホールのラウンドレポートを交えて紹介していきます。河川敷だとコースはそんなに本格的ではないのではと思われるでしょうが、なかなか侮れないコースレイアウトになっています。もちろんそれなりに制限がかかる部分はありますが、都心からの近さ、手軽さを差し引いて考えれば、総合的にはかなりのポテンシャルがあると言えます。同行のY氏とT氏は「この手軽さが良いね」と絶賛しておりました。
赤羽ゴルフ倶楽部は河川敷なので、アップダウンは一切ありません。各ホールは水路で仕切られていてそこに生える葦や草がブッシュのようになっており、その分狭く感じるかもしれませんが、コース自体は広く取られています。グリーンは高麗ですが、特に芝目は感じられず、スピードも遅く、ラインもほぼまっすぐなので、癒やし系の部類に入ると思われます。また各ホールもそんなに変化や特徴があるわけでありませんが、河川敷という制限の中でもなるべく変化を持たした設計になっていて飽きは感じさせません。
北に向かうインコースは戸田橋に近く、ラウンド中も新幹線が何度も行き来する様子が見て取れます。反対に南に向かうアウトコースは、京浜東北線の鉄橋に近づくにつれ、電車の音がだんだんと大きくなり、いつも通勤に使う身近な電車が「こんなに近くを走っているんだ」と感じ、日常に近いゴルフ場だということを思い起こさせます。
今回紹介するホールはインの12番とアウトの1番、2番、5番です。
インスタートで始まった3ホール目の12番は左が河川敷の遊歩道になっていて、散歩、ジョギング、サイクリングの人たちが常に往来しています。そのため、絶対に左にボールが行かないようにネットでガードされています。ティーラウンドの打ち出し左側はネットが垂れ下がっていて、右は大きめのクリークがあるため、フックで左へ帰ってくる球を打つか、低く出してネットにかからないように打つしかありません。短めのロングですが、さらに200ヤード付近が狭くなっているため、ドライバーで狙うには危険がいっぱいです。私はユーティリティの18度で低い球出しを狙いますが、ネットにかかってしまいチョロと同じ結果に。ただネットにかかった場合はノーペナルティで打ち直しができるルールだと言うことで、打ち直しはうまくネットを避けて良い位置へ運べました。2打目はまだ300ヤード近くありましたが、やや巻き球ながら、コース左サイドに納めてセットアップ成功。3打目は木がスタイミーだったので、低い球を5番アイアンで打ちランも含めてグリーン花道へ。ここからパターで寄せて1パットのパー。これで気を良くし、前半は9オーバーの44(パー35)で回れました。
後半のアウトコースは1番、2番と今度は右サイドが河川敷遊歩道の、ネットでガードされたホールで始まります。私の一打目はネットが気になり、左へ大きく外し隣のコースへ、ワンペナでコースに戻し、3打目を打つと今度は右サイド、4打目でグリーン横までつけますが、そこから往復ピンタで結局8のダブルパー。続く2番もティショットは同じように左へ、当たりが悪かったので、ぎりぎりクリークまで行かずにセーフ、2打目でコースに戻し、3オン2パットの5。どうやら右にネットがあるとダメみたいで、次のラウンドの課題となりました。
赤羽ゴルフ倶楽部で一番特徴があるホールは5番で唯一のドッグレッグ、直角に左に曲がるホールです。1打目はグリーンを狙うと隣のコースのグリーン上をかすめるので、ショートカットおよびドライバーは禁止となっています。私のティショットはスプーンで狙い通りの場所へナイスショット。ブッシュ越えの第2打は9番アイアンで狙うもライナー性の打球となり、グリーンを遙かにオーバー。ボールがあったのが、手引きカートの置き場だったため、セットアップして3打目は58度でチョロ。結局4オン2パットのダボあがりでした。
アウトはその後、ロングホールが2つ続き、そのひとつは最長で、昔は600ヤードあったとかの話しです。このロングでやらかしてしまった私は9たたいて、結局、後半は15オーバー(パー37)の52でトータル96での初ラウンドとなりました。
フラットなのびのびとしたコース
遊歩道側には絶対打ってはいけないガードネット
最も特徴がある直角ドッグレッグの5番
川口のマンション群がコースから間近に見える
グリーンは高麗ですが割とイージー
掲載日:2022年6月6日