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 毎年ゴールデンウィークはメンバーコースでもある片山津祭り。ここ数年GWの片山津遠征は定番になっています。今回はそんな片山津ゴルフ倶楽部のメインである白山コースの紹介です。
 毎回、日本海、白山、加賀とある3つのコースを2泊3日で回りますが、天候が日替わりで変わる今年の天気は無情にも1日目と3日目に雨をもたらしてしまいました。中日は絶好の晴天で、この日がメインである白山コースのプレー日だったのが幸いでした。
 白山コースでは、日本オープン、コニカミノルタカップ、日本女子オープンと過去3回トーナメントが行われており、メジャートーナメントを男女とも開催したコースは希だそうです。特に2015年の日本女子オープンはプレーオフを4回も行う展開となり、菊地絵理香、チョン・インジ、イ・ミヒャンがサドンデスの死闘を演じ、結果チョン・インジが優勝を勝ち取りました。キャディさんの話によるとプロでも4日間でアンダーが出ないほどで、日本女子オープンの優勝スコアも2アンダーでした。

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3つのトーナメント、サイン寄せ書き

 白山コースはどのホールも特徴があり、その中で6番ホールと16番、17番、18番のあがり3ホール、今回のエピソードとして14番ホールを紹介していきます。

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小松製作所製 大型鉱山用ダンプトラック

 OUTの9ホールはOBがあるのは2番だけというオーソドックスな設計ですが、そのなかで6番ホールは身の~丈3倍のバンカーがある名物ホール、我々は「身の~丈3倍」ホールと呼んでいます。どのくらいの高さかというと、ちょうど小松駅前に展示してある小松製作所製の鉱山用ダンプトラックのタイヤの大きさと比較するとわかりやすいので、写真とともに紹介します。このタイヤは大柄な人の身長2倍以上、小柄な人だと3倍近い大きさなので、このサイズ感がまさに片山津6番ホールのバンカーなのです。
 さて、ラウンドですが、ティーショットは今日一番の当たりが出て、フォローの風にも乗って、残りはあと100ヤードちょっとの位置に。しかし2打目はチョロって例の「身の~丈3倍」バンカーの前に、ビビった私は3打目を大きく打ち大オーバー、返しの寄せも手前(奥)のバンカーに捕まり、結局5オンさらに3パットの8、く~っ。同伴のS氏は2打目がちょいオーバー、3オン2パットの5。K氏は左にひっかけ、ラフからレイアップ後4オンして2パットの6、T幹事長は2打目をバンカーに入れ、苦労した結果7となりました。
 INについてはなんと言ってもあがりの3ホールが外せません。16番ロングホールは長い距離の果てに6番に匹敵するようなバンカーが待ち構えています。私はなんとか4オンしたものの、4パットしてしまい8。日本女子オープンではここで菊地絵理香がバーディを取り、トーナメントリーダーの柏原明日架に追いつき3アンダーとしプレッシャーを掛けたホールです。17番は左に池があるショート、日本女子オープンで柏原明日架が痛恨の池ポチャをして優勝戦線から離脱したため、我々は「明日架ホール」と呼んでいます。ここでは私とK氏が池に落とし、私が6でK氏が5、S氏は池とグリーンの間に止め、2オン2パットの4、T幹事長は堅いゴルフで2オン2パットの4でした。

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17番ホール風景

 そしていよいよ最終ホールの18番。日本女子オープンでプレーオフを4回行った伝説のホールで、白山1の名物ホールと言っていいでしょう。長いミドルでティーショットは左右に高い木がそびえプレッシャーを掛けます。私のティーショットは左の木に触って130ヤード止まりになってしまいました。2打目以降はバンカーだらけで、グリーン前にも高いバンカーが待ち構えています。2打目はスプーンでフェアウエィへレイアップ成功。3打目はグリーン右へ外し、結局4オン2パットのダボ。あがり3ホールはトリ、トリ、ダボの散々な結果でした。
 そして今回は14番ホールでの面白い体験をレポートします。昨年天候の大急変でリタイヤを余儀なくされた、右ドック、パー5の何かが起こるホールです。
 私は、ティーショットを大きく右に曲げ、土手を越えて隣のホールへ打ち込んでしまいます。行ってみたら隣のホールでは無く、隣のホールとの間にある開けた空間。空いているのは後ろと前だけで、コースに戻すことができない状態にはまってしまいます。わずかに空いているのが前方、木々の間の隙間のみです。やむなく2打使ってコースに戻そうと、隙間を狙って2打目を打つと木々の間は抜け、ボールは開けたところに止まりました。その先も林はあるものの前方に大きく開けた所があり、グリーンの旗が見えたため、コースに戻すことを止めて3打目を打ち、先の広いところへレイアップすることができました。4打目は、グリーン前に高い木が2本そびえていましたが木の間の低いところを狙って打つと、ボールは高く上がり、右側の木の上を越えていきます。行ってみると見事グリーンに乗っていて4オン。その後、なんとか2パットでまとめ。正規ルートに戻ること無く、ボギーであがることができました。「こんなことある?」といった体験でしたが、ゴルフをやっているといろんなことがあるものです。

 長くなりますが、最後に片山津ゴルフ倶楽部の7つの売りを紹介。
1.北陸随一の名門コースである。
2.メジャートーナメントを2度行ったステータスと伝説性
3.3コース、54ホールある大型倶楽部である。
4.空港が近い。タクシーで10分程度。
5.新幹線が延伸開業(2023年末予定)する。加賀温泉駅からタクシーで20分程度。
6.飛行機が飛んでくる、時たまF15イ-グルも飛んでくる。
7.風呂にサウナがある、しかも水風呂付き。

 

掲載日:2022年5月9日