九州遠征で回ったゴルフ場の中で、パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(以下パサージュ琴海)を紹介します。
福岡が3月17日に桜の開花を迎えた3日後の20日にパサージュ琴海へ行ってきました。長崎県で一番歴史のあるゴルフ場は雲仙ゴルフ場ですが、ランキング1位はというとパサージュ琴海になります。葭葉ルミプロと森末慎二さんのゴルフ番組「らく・ごる」の撮影コースでもあります。
プレーした3月20日は前日までの不安定な天候を引きずる雲の多い空模様ながら、時たま陽の差す晴天で、まずますのゴルフ日和でした。パサージュ琴海は大村湾に面した半島の地形をうまく使ったリゾート型のゴルフ場で、美しいロケーションと海岸の地形を活かした戦略的な設計の美しくも罠を秘めたゴルフコースとなっています。海越えのホールが4つあり、名物ホールは3番と18番で、個人的に試練のホールとなるのが、3番、18番に加え、12番、16番の4ホール。このうち18番以外は海越えのホールとなります。その他にもグリーン手前が狭いボトルネックになっていたり、大きな池を越えるショートなど、プレッシャーのかかるホールはありますが、今回は特に3番と18番についてラウンドレポートします。
まず3番ですが、大村湾の入江を越える、パサージュ琴海を代表する最も美しいショートホールになります。波の無い入江を渡る風が作る波紋を見ながら風の方向を読んで打つのがポイントの打ち下ろしホールです。
160ヤードの1打目はまっすぐピンに向かって行くもグリーンに届かず手前に落下、なんとか海を越えたものの、海までは10ヤード程度の危ないギリギリのショットとなりました。同伴のK師匠はワンオンでパー、K氏は手前のバンカーにイン、M氏は右に外し長いアプローチを残します。私は2打目をグリーンに乗せるもピンまでは3メートルほどあり、外してボギーとなりました。
最終ホールの18番は、2打目以降が左にずっと池が続く、最もプレッシャーのかかるロングホール。上手い人はワクワク、下手な人はビクビクといったホールです。もちろんビビリな私は後者の方ですが…。
このホール、ティーショットはアマチュアでは池まで届くことは無いため、思い切り打てますが、2打目を考え、コース左目に打つことがポイント。私の第一打はしっかり球が捕まるも、コースは思う通りにいかず右サイドに。これからが左の池を気にしながらのショットとなりますが、2打目は3番ウッドで打つも芯をはずして150ヤードほど先のコース右側のラフへ、でもとりあえず第一関門は突破。3打目はラフから3番ユーティリティでトップ気味に当たり、球はあがらずライナーでフェアウエィに着弾後ゴロで左サイドを転がって行きます、でも池に捕まることは無かったので「まあいいか!」とひと安心。4打目は池がわずかにかかる位置でのアプローチになり、池に近い左サイドに切ってあるピンは狙わず(狙えず)、グリーンセンターを狙ってウエッジ50°でショット。球は狙いとは裏腹にピンに向かって行き、これは結果オーライかと喜んだものの、グリーンにやっと届いた1打になりました。ピンまでは20ヤードほどもありましたが、なんとか1.5メートルによせてボギーとなりました。圧巻だったのは同伴のK師匠とK氏。1打目をきっちりフェアウエイ左サイドに置くと、2打目をグリーンが狙える位置までアグレッシブに攻めてフェアウエイセンターへ。ともに残り120ヤードをドローボールでパーオンさせ、きっちりパーで締めくくりました。
パサージュ琴海は各ホールそれぞれに特徴があり、知れば知るほど面白いコースです。今回は2度目のラウンドでしたが、また来たいと思わせるゴルフ場でした。
掲載日:2022年3月23日