(株)ヘルシィリゾート(資本金3000万円、長野県松本市野溝木工2−6−12、榑沼仲三郎社長)と、関連会社の(株)諏訪湖の森(資本金5000万円、同所、百瀬越司社長)は、1月30日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は豊崎寿昌弁護士(東京都中央区八丁堀1−6−1 電話03−5566−6371)ほか。
(株)ヘルシィリゾートは、1975年(昭和50年)3月に設立された。87年3月ゴルフ場「諏訪湖の森」をオープン、以後テニスコート、ホテル、レストラン、結婚式場、コンベンションホールなどを加え、総合リゾート施設として高い知名度を有していた。施設は諏訪湖を一望できる諏訪市有賀峠の高台に位置し、ゴルフ会員、テニス会員など特に県外からの集客を主力に展開し、98年1月期の年収入高は約21億6000万円を計上していた。
しかし、近年は長引く不況の影響から各施設とも利用客の減少が続き、2000年3月にはゴルフ場オープン以来の代表者が死去したこともあって、資金面、組織面が弱体化。2001年同期の年収入高は約18億円に落ち込んだうえ、預託金償還時期とも重なって厳しい資金繰りを強いられ、自力再建を断念した。
(株)諏訪湖の森は、ヘルシィリゾートが100%出資して90年(平成2年)6月に設立された。近年は、ヘルシィリゾートが所有する施設について、業務委託を受け運営するスタイルで営業していたが、ヘルシィリゾートとともに民事再生法を申請した。
負債は、(株)ヘルシィリゾートが約195億円、(株)諏訪湖の森が約55億円で、2社合計で約250億円なお、2月5日午前9時30分より日本青年館ホテル(東京都)において債権者説明会を開催する予定。
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