株式会社木曽御岳観光開発が自己破産申請の準備を開始
2011年03月22日(火)
適用:特別清算 負債:178億円
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株式会社木曽御岳観光開発は、2011年3月22日までに自己破産申請の準備に入っていることが判明した。
当社は、1981年(昭和56年)11月にゴルフ場の経営を目的に設立したもので、2009年4月に東京都新宿区から現所へ本店を移転していた。ゴルフ場木曽御岳カントリークラブの経営を主力に、木曽御岳高原ホテルも併営。
しかし、近年は利用客の低迷などから業績は低迷していた。また、会員からの預託金返還請求問題も抱え、厳しい経営を強いられていた。こうした中、2010年に大口債権者が債権を譲渡。譲渡を受けた企業からの支援を受けることができなかったうえ、同社によって銀行預金が差し押さえられる事態に陥っていた。こうした状況に対し、民事再生法の適用による再建も模索したが見通しが立たず、2010年12月28日付で「今後の資金繰りのメドが立たず、事業の継続を断念した」とする告示書を施設に掲示し、事業を停止していた。
負債は約178億円。