東和ランド株式会社(資本金2800万円、東京都中央区築地4−7−1、代表新野孝氏)、(株)グレンオークス(資本金3500万円、同所、同代表)、(株)オーク・ヒルズ(資本金2750万円、同所、同代表)、(株)オークメドウ(資本金2500万円、同所、同代表)、(株)オーク・ホールディングス(資本金3000万円、神奈川県三浦市三崎2−17−4、同代表)の5社は、2月2日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は片山英二弁護士(東京都中央区八重洲2−8−7、電話03−5565−0040=会員権者問い合わせ先)。監督委員には瀬戸英雄弁護士(東京都港区赤坂4−7−15)が選任された。
東和ランド(株)は、1972年(昭和47年)6月にゴルフ場経営を目的に設立され、74年オープンの「皆川城カントリークラブ」(栃木県栃木市皆川城内町、18ホール)の経営を手がけていた。同ゴルフ場は交通の便が良く立地条件に恵まれ、県下では有数のコースとしての知名度から、個人会員を中心に約1700名の会員を有し、ピーク時の93年3月期には年収入高約16億1300万円を計上していた。
(株)グレンオークスは、1983年(昭和58年)12月に設立。89年に「グレンオークス・カントリークラブ」(千葉県香取郡、18ホール)をオープン、約1200名の会員を有し、97年12月期には年収入高約10億2700万円を計上していた。
(株)オーク・ヒルズは、1979年(昭和54年)6月に設立。82年に「オークヒルズカントリークラブ」(千葉県香取郡、18ホール)をオープン、同ゴルフ場は過去にプロゴルフツアーのトーナメントを開催したこともある名門コースで、約1300名の会員を有し、ピーク時の94年9月期には年収入高約16億3900万円を計上していた。
しかし、近年は個人消費の低迷や同業他社との競合から3社ともに、プレー客数・単価ともに落ち込み、減収を余儀なくされていたうえ、預託金償還問題を抱えるなど厳しい経営環境が続いていた。こうしたなか、今年1月には外資系投資会社のゴールドマンサックスグループと業務提携を結び、役員らが変更されるなど、動向が注目されていた。
また、ゴルフ練習場「オークガーデン」(千葉県香取郡)を手がけていた(株)オークメドウ(1990年10月設立)と、ゴルフ場のメンテナンスを手がけていた(株)オーク・ホールディングス(旧商号:東和(株))(1964年7月設立)の2社も、同日同地裁へ民事再生法を申請した。
負債は5社合計で預託金約356億円を含む約1266億円。
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