ゴルフ場倒産情報

 

2006年6月20日(火)

東宮開発株式会社

東ノ宮カントリークラブ
  適用:民事再生法  負債:35億円
 東ノ宮カントリークラブを経営する東宮開発株式会社が6月20日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日弁済禁止の保全処分決定を受けました。

 東宮開発は、会員制ゴルフ場予約代行業の老舗である株式会社日本ゴルフメンバーズの子会社で、大山隆成氏がともに創業。昭和49年11月に東ノ宮カントリークラブをオープン。
 平成5年の日本プロマッチプレー選手権開催などで知名度も高くなった。

 今回、会員等に通知した文書によると、同社は外部からの借入れもなく、担保権も設定されていないが、昨年、預託金返還の裁判を提起(現在は控訴し東京高裁で審理中)され、さらに今年4月に一部会員から会社更生手続開始決定を求める申立てがあり、再生法の申立てに至ったとのことです。

4月末に申請した東宮開発の会社更生手続は会員側代理人によると、更生手続きは5月12日に調査命令が出て、調査委員による報告書の提出期限が7月12日に迫っているという。
会員側としては「親会社との癒着を是正させたい」「いいスポンサーに入ってもらいたい」との希望を持っているとのことです。
負債は会員の預託金約3434億円がほとんどで、その他税金の未納等を含めて35億円程度の見込み。

尚、会員権の名義書換は同日付けで停止した模様です。
ゴルフ特信より