ゴルフ場倒産情報

2006年4月3日(月)

粟野森林開発株式会社

永野ゴルフ倶楽部
  適用:民事再生法  負債:130億円
粟野森林開発株式会社は、4月3日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
 申請代理人は谷本規弁護士。
 当社は、1986年(昭和61年)1月にゴルフ場の経営を目的に設立され、92年10月に粟野町(現・鹿沼市)に「永野ゴルフ倶楽部」を正式にオープンした。98年4月以降は別法人の永野ゴルフ倶楽部株式会社へ運営を委託し、当社はゴルフ場賃貸業務に特化していた。
 その後2003年10月に永野ゴルフ倶楽部株式会社を事実上統合して再度ゴルフ場運営を手がけるようになり、約900名の会員に対し、2004年12月期には年収入高約3億6300万円、経常利益約1300万円を計上していたが、同社の統合に関連する特別損失計上から同期末の最終損失は約2億9500万円となっていた。
 また、オープンに際して不動産を担保に金融機関より資金調達を図っていたが、今年3月に債権がサービサーに譲渡されたこともあり、今回の措置となった。
 負債は預託金約110億円を含め約130億円の見込み。
帝国データバンクより