ゴルフ場倒産情報

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2005年10月20日(木)

株式会社つつじ

つつじケ丘カントリー倶楽部
  適用:民事再生法  負債:約124億円
株式会社つつじ(東京都豊島区東池袋1−20−2、代表上原邦久氏、従業員20人)は10月20日に東京地裁へ民事再生法を申請した。申請代理人は下村文彦弁護士。
 1980年11月に設立されたゴルフ場経営業者。91年4月に「つつじヶ丘カントリー倶楽部」をオープンし、法人個人で約900名の会員を集め、年間約3万5000人の来場客数を確保していた。
 しかし、経済環境の悪化にともない、来場者数の減少、料金の下落などから採算が悪化し、97年12月頃までは自社運営をしていたが、その後は同ゴルフ場の運営を第三者に委託していた。
 施設の賃貸料を中心に、2004年9月期には年収入高約1億3000万円を計上していたが、依然として採算を確保できず、経費の削減を進めて収益の向上を図っていた。
 近時は、預託金の償還を棚上げするなど資金繰りはひっ迫していたうえ、ゴルフ場に根抵当権を設定している金融機関が経営破綻したことで、根抵当権がRCC(整理回収機構)に譲渡されるなど厳しい状況が続き、その後の業績も回復せず、自主再建を断念した。
 負債は、預託金約117億円を含み約124億円。
帝国データバンクより