ゴルフ場倒産情報/ザ・オーシャンゴルフクラブ

ザ・オーシャンゴルフクラブ

2009年04月10日(火) 適用:特別清算 約238億円
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小木津産業株式会社(旧商号:(株)ザ・オーシャンゴルフクラブ)は、2009年3月31日に解散し、2009年4月10日に水戸地裁日立支部へ特別清算を申請した。
 当社は、1988年9月にゴルフ場運営を目的として設立。1992年5月に「ザ・オーシャンゴルフクラブ」をオープン。全てのホールから太平洋が見渡せるコース設計と豪華なクラブハウスを擁していたが、オープンがバブル崩壊後であったことで会員募集が思うように進まず、来場者数は減少傾向を辿っていた。1999年には預託金償還問題が顕在化し会員に対して償還期限の10年間延長を要請。その後、サービス向上による入場者数の増加、人員削減、経費削減などに努めていたが、その後も減収傾向が続き、欠損計上が続いていた。
さらにここにきての不況が追い討ちをかけたことも重なり、2009年4月に予定していた預託金償還が困難な状況となっていた。このため、抜本的な再建策を検討してきたが、会員のプレー権を確保しゴルフ場の事業価値を維持するべく、2009年3月に朝日観光開発株式会社へ事業を譲渡し、当社は商号を現商号へ変更し、今回措置となった。

 なお、ゴルフ場の「ザ・オーシャンゴルフクラブ」は、通常通り運営されています。

 負債は2008年12月末時点で預託金約95億円を含み約238億円。

帝国データバンクより