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霞南ゴルフ倶楽部

霞南ゴルフ倶楽部の経営会社である株式会社利根ゴルフ倶楽部が破産手続き開始決定受ける

2013年07月05日(金)

適用:破産法 負債:

 霞南ゴルフ倶楽部を経営する株式会社利根ゴルフ倶楽部は、2013年7月5日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
 1973年4月にゴルフ場経営を目的に(株)東利根カントリー倶楽部の商号で設立された。その後、オーナーの変更を経て、1985年7月に現商号に変更。1988年9月に利根ゴルフ倶楽部をオープンしていた。首都圏からのアクセスの良さに加え、霞ヶ浦の南に位置し、温暖な気候風土にも恵まれ、本格的なトーナメントコースとして過去にはUSLPGAトーナメントが開催されるなど定評のあるコースで、会員数約950名を確保していた。
しかし、近年は景気低迷の影響で業界環境が悪化するなか、預託金の返還請求もあり、経営が低迷していた。このため、1999年3月には運営体質の転換を目的とし、別会社にゴルフ場の運営を委託する形態に移行。また、預託金の償還問題に関しても償還期間の延長を行っていた。こうしたなか、債権回収の見込みが立たないことから、金融債権者が2013年4月4日に東京地裁へ破産を申し立てていた。
 なお、申し立てを行った債権者が有する債権は、保証債務や延滞損害金などを含め約75億円だが、当社の負債額は、このほかに預託金などが加わるためさらに膨らむもよう。
 また、ゴルフ場は、合同会社霞ヶ浦南(茨城県稲敷市)が運営しており、現在も営業を継続している。

帝国データバンクより