過去にあったゴルフ場経営会社の倒産情報

千葉夷隅ゴルフクラブの経営会社である株式会社グリーンクラブが民事再生法を申請

2005年9月9日

適用:民事再生法 負債:102億1325万円余

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 千葉夷隅ゴルフクラブの経営会社で、那須黒羽ゴルフクラブの運営を行っている株式会社グリーンクラブ(千葉夷隅GC内、三澤晃壹代表取締役、資本金4000万円)は9月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。申請代理人は西村國彦弁護士で、監督委員には中村清弁護士が選任された。
 同社は、タクシーの日本交通グループが別法人で経営していたゴルフ場の運営を引き継ぐために、昭和55年に設立した。両ゴルフ場の他にマリーナやホテルなどが利用できる共通会員権を発行していたが、その後共通会員の制度を改めて、両ゴルフ場に会員を振り分けた。今年5月には米原ゴルフ倶楽部(18H、千葉)等国内で3コースを経営する韓国系企業の株式会社エイチ・ジェイのグループが、同社の株式等を買収して傘下に収めている。
 今回の申請は、預託金の償還問題やグループ会社からの担保付債権の弁済問題が原因。負債は、会員権3575口(内、那須黒羽GC170口)の預託金51億6595万円や担保付債権(1件)50億1604万円等を含め102億1325万円余(債権者総計3544名)となっています。

帝国データバンクより