過去にあったゴルフ場経営会社の倒産情報

ミッションヒルズカントリークラブの経営会社である日栄リゾート株式会社が民事再生法を申請

2008年10月14日

適用:民事再生法 負債:276億5000万円

関連するゴルフ場:ミッションヒルズカントリークラブ

 日栄リゾート株式会社は、2008年10月14日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 当社は、1951年12月に設立。休眠などの変遷を経て、日栄総業株式会社(東京都中央区)に買収されゴルフ場運営業者として再開、1994年に埼玉県皆野町で「ミッションヒルズカントリークラブ」をオープンした。

 しかし、近隣ホールとの競合もあって来場者数は落ち込み、2004年1月にはゴルフ場運営事業を他社へ移管、2005年3月期からは会費徴収業務のみ行っていた。こうしたなか、2004年10月頃からは預託金償還が開始されたが、償還原資に乏しく、期間延期や分割返済にて対応することとなったが、2005年3月にはグループの実質中核であった日栄総業株式会社が破産手続き開始決定を受け、当社の動向も注目されていた。

 その後、2005年10月からは当社が再び「ミッションヒルズカントリークラブ」の運営を引き継ぎ、リストラを通じて経営再建を図ったが、2007年にはゴルフ場内で土砂崩れが起こりプレーに支障が出るなど事業環境は改善されず、自力での経営再建を断念、今回の措置となった。

 負債は2007年3月期末時点で約276億5000万円。同日より名義書換も停止。

帝国データバンクより