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ケイマン諸島は、東にメキシコ、北にキューバそして東にジャマイカに囲まれたカリブ海に浮かぶ3島(グランケイマン島、ケイマンブラック島およびリトルケイマン島)を呼ぶ。

読者の中には、「ケイマン」というと、「租税回避地(タックスヘイブン)」のイメージが強いのではないかと思う。
ケイマンは、自治権を有しているが、英国領である。そのため公用語は英語、キリスト教プロテスタントが人口6万人強の85%を占める。
ゴルフ好きだと、「ケイマン」と聞くと、「ケイマンゴルフ」を連想される方も少ないと思う。

実は、ジャック・ニコラウスが、グランケイマン島のゴルフ場を設計した際、9ホールのコース(今我々が使用しているゴルフボールを利用)を設計し、同時にそのコースが18Hのケイマンゴルフコース(ケイマンボールというディンプルの代わりに突起があるボール=アプローチは普通のゴルフボールとほぼ同じ感覚で打てるが、ドライバーは、空気抵抗が多くて、飛距離が通常ボールの半分程度)として利用できるコンセプトで、「ケイマンゴルフ」が始まったとされている。
広い土地がない場所や地価が高い場所などでは、有効ではないかとの観点から開発された。
1993年当時、ホテル併設のゴルフ場でケイマンゴルフをプレイしてみた。
通常の9ホールをケイマン18ホールにレイアウトしてあるので、
通常のホールにケイマンホールが2ホール分ある感じだ。
通常のホールのフェアウエイに、ケイマン用のグリーンやバンカーなどが配置されているし、そのグリーンの側に、ティーグランドも設置されている。
確か、火曜と木曜のみ、ケイマンボールを利用して18Hのラウンドができ、その他の日は、通常の9ホールでの営業だったと記憶している。

カリブ海に浮くケイマン諸島には、多くのクルーズ船が寄港する。ラウンドしている横を巨大なクルーズ船が行き交う光景は、今も瞼に焼き付いている。

 

掲載日:2025年7月24日