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薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて
海に向いたテラスでペンだけ走らす。
夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると
生きる事も爽やかに視えてくるから不思議だ。
カナリア・アイランド、カナリア・アイランド
風も動かない

こうやって始まるのが、大瀧詠一作曲、松本隆作詞の
「カナリア諸島にて」だ。
https://www.youtube.com/watch?v=HTWkSzADfhY

1981年3月21日にリリースされた「A LONG VACATION」に収録されている。
就職して漸く1年が経とうというときに、LPを求めて、寮の部屋で聴いたのを思い出す。

その頃は、四国高松勤務で、カナリア諸島といっても
頭の中は ???? どこの国?
といった感じだった。

(左下の赤い部分がカナリア諸島で、アフリカ大陸の西北部分の沖に位置する。スペイン本国からは遥か西南に位置している。)

ただ、大瀧詠一の、透き通った甘くかったるい声が、耳に残った。
その5年後の夏に、スペインに赴任するから、人生、何が起こるか分からないものである。

1987年の1月か2月に、バレンシア編で登場した「卵を産む男」(以降は「卵男」と略)や留学生仲間とともにカナリア諸島で一番大きな島である「テネリフェ島」にゴルフ旅行に行った。

当時、「卵男」の勤務している商社の支社がテネリフェ島にあり、その駐在員を頼りに、ゴルフ場やホテルの手配などお願いしての珍道中だったと記憶している(そのころは、WEBの予約などもなく、専ら電話やFAXでの手配しか無かった)

大西洋のポツンを浮かんだスペイン領の島に、日本の商社は出張っているのには、たまげたものである。

駐在員に伺ったところ、専ら「イカ」と「タコ」などの海産物を仕入れ、冷凍して、日本に送っているとのことだった。

「テネリフェ島」は、2,034㎢で、ハワイのオアフ島より少し大きいくらいの島だ。
ただ、そう大きくない面積の中に、富士山とほぼ同じの高さ3,718mのテイデ山を有している。
勿論、こちらも世界遺産に登録されている。
従って、海の近くは「常夏」テイデ山を目指すと、桜が咲いていて「春」
そして、紅葉している木々が現れ「秋」、最後に冠雪のある「冬」と、同時期に四季を体験できる。

現在テネリフェ島には、ゴルフ場が10か所あるようだ。1986年当時は、まだ3か所か4か所だったと記憶している。

Buena Vistaゴルフ場(見晴らしの良い、という意味)
正に海岸線にあって、戦略性の高いゴルフ場だ。

クラブハウスから眺め。美味しい食事やお酒を頂きながらの落日は、プライスレス。

Golf Costa Adeje
テイデ山に向かって、そして海に向かってもショットが打てるゴルフ場。

Amarilla Golf Amallilaはスペイン語で「黄色」という意味。
ここは、海越えのホールが有名。

また、ヨットハーバーの横に見て、打ち下ろしていくホールも戦略的。
ハワイ、カウアイラグーンキエレコースの海沿い打ち下ろしのミドルホールに似ている。
(現在カウアイラグーンは、ホクアラゴルフコースと名称変更されている様子)

(下の写真は、カウアイラグーンのもの。上のAmarillaゴルフコースと似ていると思う。)

「テネリフェ島」には、1週間ほど滞在して3ラウンドしたと記憶している。
ハワイよりも洗練されていなかったが、のんびりして、より自然を感じることができたと思う。
今は、ゴルフ場も多くなり、より洗練されている感じがするが、次回は。地中海か大西洋のクルーズ船で訪れることを夢見ている。

今回で「スペイン編」は完結して、「南米編」をお送りしたい。

 

掲載日:2023年5月22日