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先の紀行文で、バルセロナの住民は週末になると、郊外の別荘に家族で移動し、都会の生活をリセットするとお伝えした。
バレンシア編に行く前に、バルセロナの南35キロに位置する海辺の街シッチェスを紹介したい。
この地もバルセロナの週末のリゾート(別荘地)として有名である。

シッチェスもサンクーガット同様、可愛らしい街なのだが
サンクーガットが山間の街に対して、シッチェスは、開放的な海沿いの街である。

(シッチェスの旧市街)
1986年当時は、シッチェスまでの道は、海沿いの断崖の際を蛇行していく険しい道のりであった。
スペイン人の運転は荒く、何度も事故に遭遇するような行程であったと記憶している。

海に面した開放的なコースは、距離が短いものの、会員の家族ものんびりと楽しめるゴルフ場だった。倶楽部の名前は、Club de Golf Terramar。(直訳でLandsea、土地と海)
ホーム - ゴルフテラマー (golfterramar.com)

このゴルフ場のテラスからは、ホール越しに海が一望でき、ランチとお茶に来場する会員も多く見かけた。

月曜から金曜までバルセロナで働いた人々が、ゴルフと海を楽しむ街、それがシッチェスだったと思う。

コースは、平坦で戦略的に素晴らしいとはいえないものの、
緑の芝生、その先にエメラルドの地中海そしてその上に高い高い蒼い空、
その中に身を置いてラウンドできる幸せな気分を今でも良く覚えている。

ここのレストランでは、このArroz cunaba(キューバ風ごはん)をよく食べたのを記憶している。
お米は、パエリャのように炊いてあり少しアルデンテ、その上に酸味の効いたトマト(これは塩胡椒で湯がくか焼きか)にひき肉、その上に半熟フライドエッグ。サイドには、チョリソ(自家製ソーセージ)かバナナのフリット。

ラウンド後に、冷えたビール(たまに、シュイップスのレモネードとビールを混ぜたもの「クララ」という)と一緒に頂くと、日本食に飢えているものにとってのルーティーンだったと記憶している。

次は、お待ちかねバレンシアにご一緒しましょう!

 

掲載日:2022年7月7日