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バルセロナ近郊で、最も印象に残ったゴルフ場は、
バルセロナ北部、フランス国境にちかいPalsというゴルフ場だった。
Golf de Pals - El primer camp de golf a la Costa Brava
https://golfdepals.com/
コスタブラバ州にある海沿いのゴルフ場である。
コスタブラバで一番古く、1966年にイギリス人の建設されたゴルフ場で、1972年に
スペインオープンも開催されている。

スペインの大洗ゴルフ倶楽部といっても過言ではないと思う。
Forat 1 Golf de Pals, Costa Brava - Golf de Pals
https://golfdepals.com/ca/camp-golf-costa-brava/forat-a-forat/1.html
1番ホール、距離は300Yしかないミドルホールなのだが、両サイドは高い樹木に囲まれていて、打ち出しは狭く、更にフェアウエイの真ん中が高く両サイドが低くなっているために、ティショットは、緊張する。

下記の写真は、Palsでラウンドした人のSNSから拝借したもので、日本の松と少し趣の違う感じだが、防風林帯を、くりぬいてレイアウトされているのが分かる。

クラブハウスは、木造のダークブラウンの雰囲気のある建物で、レストランから、スタートホールの1番、10番、そしてアウトの上りの9番(PAR3)が望めて、上質で大人の隠れ家的雰囲気が満載だった。

アウトは、防風林をくりぬいての林間コース、インは、13番辺りから、防風林を抜けて、海岸に向かって広々としたホールもある。確か海沿いのPAR5では、岩を積み上げた要塞のような遺跡もあったのを記憶している。

ここPals まで足を延ばすと、どうしても寄り道して欲しい場所がある。

Palsから北西にあるフィゲラスという街だ。
そこには、あのスペインが生んだ奇才、サルバトール・ダリ美術館がある。

はじめて行ったとき、美術館の上の卵のオブジェと壁の一面に散りばめられたパンに驚き、館内に入る前の興奮を覚えた。

ダリは、フィゲラスの出身で、最後はこの街で鬼門に入るが、後世は、愛する妻ガラと次の写真のポルト・リガトで、40年近く住みながら制作活動に没頭する。

ポルトは、スペイン語で「港」なので、リガト港という意味で、地中海の温暖な気候と風景に包まれながら暮らしたと思う。ダリが住んでいた家にも、卵のオブジェが、乗って
いる。

あと、コスタブラバ(荒れ狂う海岸という意味)の海岸線の多くの浜では、夏になるとヌーデスト海岸と化す。

ヨーロッパから太陽を求めに来た老若男女がありのままの姿で甲羅干ししている風景も、
またスペインである。

人の目を気にせず、ただただ、人生を楽しむ、楽しむために仕事をする、
そんな国民性に触れることができたのも、貴重な体験となった。

 

掲載日:2021年12月2日