ヴィンテージリゾート株式会社など2社破産手続き開始決定受ける
2015年09月15日
ヴィンテージリゾート(株)および(株)ヴィンテージファームは、2015年9月15日に甲府地裁より破産手続き開始決定を受けた。 ヴィンテージリゾート(株)は、2000年3月に設立されたゴルフ場経営業者。2000年10月に民事再生法の適用を申請した(株)ダイワヴィンテージが運営するゴルフ場を継承する形で事業をスタート。ヴィンテージゴルフ倶楽部の屋号で営業してきた。
しかし、天候不順やゴルフブームの衰退を要因として、収入高が減少。2015年2月期の年収入高は約4億3300万円までダウンしていた。また、野菜栽培加工を手がける関係会社(株)ヴィンテージファームは、先行投資が膨らむなか野菜加工場を建設。当社が、建設費用の連帯保証人となっていたが、建築資金約1億9000万円が長期にわたり未払状態となっていたため、建設業者から甲府地裁に第三者破産を申し立てられていた。
負債は2015年2月期末時点でヴィンテージリゾート(株)が約109億円(うち金融債務4000万円、大半が長期預り金)、(株)ヴィンテージファームが約4億円(うち金融債務2億5000万円)で、2社合計で約113億円であるが、今後変動する可能性がある。
なお、今後もゴルフ場の運営を続けて従業員を継続雇用する方針。
帝国データバンクより