ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

いわゆる普通のゴルファー

>いわゆる普通のゴルファー>

番外編 新東京都民ゴルフ場(9H+1H)と川口パブリックゴルフ場(12H)

 さて、9Hのゴルフ場のほうが、すっかり頓挫してしまっていますが、まだ時代が私に追いついていないようです(なんという傲慢!笑)。
 本日はそれに類似した荒川河川敷では最も下流にある2つのゴルフ場の紹介です。
まずは新東京都民ゴルフ場です。こちらは昔、会員制のゴルフ場だったと記憶していますが、縮小とともにパブリック化し、さらに、2019年の台風による被害を乗り越えることができず、そのまま閉鎖していたか、と思います。
 私はいつか行こうと、思いつつ、行きそびれていたので、がっかりしていたのですが、オーナーさんがかわり、復活しているとのことで、ようやく訪問することができました。

  ゴルフ場の感想(新東京都民ゴルフ場)

 クラブハウスまわりは、ほとんどショートコースのようなシンプルな運営です。食堂はありませんが、シャワールームは簡素なものですがあるようです。コースまではバスで送ってくれます。
 平日は予約自体なく、来場順に組み合わせもせず、一人でまわる(手引きカート)スタイルです。コース自体は思いのほか、ゆったりしている感じです。後で調べてみると、原設計は、あの上田治だそうです。
 コース内にも微妙なマウントなどもあり、グリーンまわりも、立体感がある造形がなされているところもあります。グリーンは小さめですが、結構アンジュレーションがあります。ただ、現状ではちょっとメンテナンスのレベルが低すぎて、グリーン上でパットを楽しむ、というのは、個人的には、難しいと感じました。
 スタッフの方と少し話せたのですが、新しいオーナーさんは、コース整備に力を注いでいるが、まだグリーンには手が回っていないところがある、とのことです。今後に期待したいと思います。
 印象に残っているのは、6番Hと7番Hの間にある寿Hと、199yの距離があるPAR3の7番Hです。こちらのコースは2グリーンですが、寿Hと7番Hだけは1グリーンです。
 寿Hは60yくらいしかなく、おそらくおまけのサービスホールの扱い(スコアカードにも印字されていない。由来を聞いておけば良かった)でしょう。
 7番Hについては、この日はかなり風が強く、強烈なアゲインストになっており、この状況ではかなりの上級者でも1オンは難しいだろうなあ、と思いました。
 総じて、近場に住んでいる方が、ショットの練習場として使うにはいいと思うのですが、ある程度遠くから来る、となると、現状ではなかなか選ばれにくい気はしました。
 9HでPAR31の運営ですが、個人的には、寿Hも加えて10Hにして、7番Hを短めのPAR4にし、PAR35で運営すれば、ゴルフっぽくなるのではないか、と思いました。コースを味わうのに、そういうのは関係ないかもしれませんが、やはり、ゴルフをする際に、「今日いくつで廻ったよ~」と言える要素は必要ではないのかな、と思いました。
 しかし、シンプルな運営含めて、ゴルフの原点のようなものを感じるゴルフ場です。また、あの世界の青木功のキャリアもここから始まったということですし、ラウンドしていても感慨深いものがありました。
 
 スコア(2022年4月)42+3  PAR31+PAR3 約1960y

1番

2番

3番

4番

5番

6番

寿

7番

8番

9番

 

 さて、新東京都民ゴルフ場に行った翌日は、その少し上流にある川口パブリックゴルフ場に行きました。こちらは十数年ぶりの訪問です。こちらはアウト6H、イン6Hで12Hの構成です。アウト6Hを再度まわることにより18Hとなります。
 こういうゴルフ場は他にないだろう、と思っていたら、М社長のゴルフ日記に掲載されていた、なんと超名門の旧軽井沢ゴルフクラブが同じ構成です。ただ、新東京のほうは、ルーティングは固定されており、インスタートはありません。
 先日と同じく、平日は予約不要の先着順です。やはり手引きカートで、一人の場合は組み合わせなしで廻れます。
 こちらはレストラン、お風呂、さらに練習場も併設されています。ただお風呂はほとんど個人宅のお風呂のような感じで入る気はしませんでした。
 十数年前の記憶では、こちらで食した焼き魚定食(確か鯖の塩焼)が絶品でした。HP上にもまだ記載があったので、今日の楽しみにしていたのですが、現状やっていないということでがっかり。カツライス定食にしましたが、こちらはまずまずといったところでした。こちらのレストラン(食堂?)の評判は良いようです。先に食事をすませて一気にアウト→イン→アウト18H廻りました。

  ゴルフ場の感想(川口パブリックゴルフ場)

 昨日のゴルフ場と同じく、こちらもコース自体の骨格はしっかりしているように思いました。HP上にも「全体的にフラットだが、フェアウェイにアンジュレーションがあり、要所のマウンドが変化のあるコースにしている」と記載があるように、河川敷としては、なかなかのレイアウトに思えました。
 ただ、メンテナンス、特にグリーンについては、新東京都民以上に、ちょっと残念すぎる感がありました。
 2019年の台風の被害からまだ回復しきれていないのかもしれませんが、昨日のゴルフ場にも増して、グリーンが楽しめないです。芝生の密度がなさすぎで、真っすぐ転がる感じがしません。
 きちんと整備すれば、小さ目のグリーンをアプローチ等とセットで楽しめると思いますので、やはり今後に期待です。もっと上流にあるゴルフ場は随分と良くなっていますので。
 こちらのゴルフ場の魅力はとにかくレトロ感が味わえることでしょうか。1954年開場以来、そのままなのかはわかりませんが、かなり古びているクラブハウスまわり含めて、個人的には大変味わい深いと思います。時代を遡って昭和の高度経済成長時代あたりを思い起こさせる感じです。お支払いも確か現金のみ、ゴルフバッグの宅配便扱いもなし、の潔さです。そういうのを含めて、龍ヶ崎CCとは違った意味で過去に引きずられるゴルフ場です。
 なんとなしに、吉永小百合が出てくる古い映画「いつでも夢を」なんかを思い出しました。1人でのんびりラウンドして、川の土手を見ながら、吉永小百合さんみたいな人が自転車で走っていないかなあ、等妄想していると、今風のさばけたお姉さんがスケボーで遊んでいるのを発見。やはり、時は流れているのだ、と感じました。
 
 スコア(2022年4月)OUT34 IN30 OUT32 計96 約5,500y PAR72 

1番

2番

3番

写真

写真

4番

写真

写真

5番

6番

1番

2番

3番

4番

5番

6番

 

掲載日:2022年5月10日