昨年の11月神戸遠征の2日目に行った六甲国際ゴルフ倶楽部への訪問記をサボってしまいリリース出来ずに失礼いたしました。
第1日目の鳴尾ゴルフ倶楽部は雨をかわしてラウンド終了、その日の夜はしかと雨でした。
その中、傘をさして神戸生田神社の近くの中華料理店に向かい、個室宴会場で会員交流会参加の有志による懇親会を開催、神戸の夜を楽しみさらに親善を深め盛り上がりました。
会員交流会メンバーには、大阪在住の六国メンバーがいてゴルフ場のオススメポイントを伺いしっかりメモをして明日に生かします。
【当日早朝、出発します!】
・住所は神戸北区、神戸三宮から一番近いゴルフ場です。
・三宮から約30分、有料道路の長いトンネルを抜けて、右折&左折の2回曲がったらそこはもうゴルフ場だったという感覚で、6時20分には到着ポーターサービスは2名で行っていました。
気温は霜が降りるのかと思える程のかなり低め(気温8度)、ジャケットの上に薄手でも何か羽織るものかマフラーが欲しい感じで、11月中旬過ぎのこの冷え込みにビックリです。
ハウス開場までの時間は入口で待機、ポーター担当者から倶楽部&地元情報を入手します。
駐車場は広く、屋根付き部分が多くあります。
北海道などの雪国の駐車場には、構築物があると重機を利用した除雪作業が困難になり屋外駐車場の周辺周りの端っこならともかく敷地の真ん中にカーポートは作りませんね。
以前、三田(さんだ)にあるとゴルフ場に訪問した時に六甲山の北側はかなりの積雪になる場合があると聞いていたので、そこまでとは行かないものの雪が降りそうな感じがします。
ですがカーポートがあると高級感を感じますし、人に対するおもてなしと同様クルマへの日射・雪・雨、引いては塗装やけを防ぐ配慮をされているは嬉しいです。
7時からハウス開場、予定より早く6時45分にハウス入場です。
【倶楽部紹介】
宮里藍サントリーレディストーナメント開催コースです。
・1975年8月オープン、36ホールズ、1グリーンのベント仕様。
・コース設計 加藤 福一氏。
・1983年9月日本オープンゴルフ選手権競技開催 優勝 青木 功プロ。
・1996年(平成8年)帝王ジャック・ニクラウス監修により、西コース9ホール増設及び東コースベントグリーンへの改造を行った。
・2006年〜2009年までの4回は“WE LOVE KOBE”「サントリーレディスオープントーナメント」としてその後も継続開催、2018年〜現在 宮里藍 サントリーレディスオープントーナメントと冠を加えて、現在に至ります。
<東コース>六甲国際ゴルフ倶楽部を代表するタフで戦略性豊かなクラシックタイプのコース、原則キャディ付でのラウンドができます。
<西コース>アメリカンスタイル、カートセルフで回ることができます。
毎年開催されているサントリーレディスオープントーナメントでは、西コースの9ホールと東コースの9ホールをミックスして使用しています。
<クラブハウス>格調高いスペイン風の落ち着いた外観で、施設内は充実しています。
■朝食
焼き魚の和食・卵料理が選べる本格派の洋食、その他軽くトーストセットがあります。
■六甲国際ゴルフレンジ
朝食後、練習場に向かいます。いやいやここはパラダイスですね〜!
ゴルフ場に付属というよりは、練習場施設単独でも魅力が満載で一日中滞在出来そう、
練習環境が整いすぎ・・・間違いなく上達しそうな気分になります。
星野英正プロの「俺に任せろ!」で、百獣の王の「武井壮」氏がプロから手ほどきを受けるユーチューブが話題ですが、ここ六甲国際ゴルフレンジで撮影が行われて、同伴のキャディさんに聞くと頻繁に撮影が行われているそうです。
アカデミーなどの受付もあるストレッチスペースが広くあります。
【六甲国際ゴルフアカデミー(RKGA)】
ゴルフレンジの左側に位置する屋根の下の打席、ゴルフレンジの他、メンテナンスされた広い実践さながらのバンカーエリア・メンバーコースと同じコンディションでのパター・アプローチが可能です。
アカデミー専用打席は、人工芝だけでなく芝生打席もあるようです。
・体験レッスン・個人やグループレッスン
・1DAYレッスン(ラウンド直前のショットやパターに始まり、西コースやパブリックコースでの9ホールラウンド、ラウンド中のビデオ撮影があり、午後にはそのビデオによる解説や打撃練習とスイングチェックで課題が納得解決する個人・グループで可能)
ここのアカデミーの校長には、渋野日向子プロの指導し、全英女子オープンで優勝を飾った際には、キャディを務めた青木翔氏です。
ゴルフレンジ左は、屋根付き打席のゴルフアカデミーです。
クルマで直接乗り付けることが出来ます。
おもむろにキャディバッグをトランクからおろしシューズを履き、直ぐに練習が出来ます。
ドライビングレンジにバンカー、パター・アプローチとセットなのは嬉しい素敵な環境です。
アプローチグリーン・パターグリーンも本グリーンと遜色がありませんので、実践練習さながらにラウンドに生かせるものになっています。
【いよいよスタート】
我々の組は、東コースインからのスタートです。
倶楽部ハウスの前に広がるコースを見渡す広大な練習グリーンで少々転がして感覚をつかみ、練習場に向かう左方向でそれよりも手前を右にそれると、東コースインスタートホールのティグランドが見えてきました。
昨日タフな鳴尾GCをラウンドしたことや懇親会で少し騒ぎすぎて、体が少し重くキレが出ていないようです。
風はなく天候は朝の寒さからやや気温上昇の気配、お日様を期待しながら天気とカラダはどんより曇りのスタート、それでも意気込みだけは、「俺に任せろ!」のテンション↑です。
軌道レール走行する乗用カート&キャディ付、3サムでテンポよくラウンドを心がけしますが、カラダをウォームアップさせるため歩いてスタートです。
■No.10(パー4)
本日担当のキャディさんのVサインポーズで記念撮影、六国ラウンドスタートします。
緩やかな左ドッグレッグのパー4、ティショットはカラダのキレ通り朝一から右にプッシュで右に行きすぎて木の下へ・・・。
■No.11(パー3)
木々に囲まれた打ち下ろしのパー3ホールです。
景色が素晴らしいですが、風の影響を受けやすくクラブ選択に迷います。
フルバックのティクランドに立つと、250ydとハードセッティングになります。
風の影響を受けやすい打ち下ろしは、縦距離のジャッジが難しそうで、グリーン周りには左右に深め目なバンカーが待ち受けています。
■No.12(パー5)
紅葉のティグランドの前には、それほど気になりませんがクリークが流れ、ティショットは微妙な打ち上げに見えるパー5です。
2打目以降は打ち下ろし、グリーン左手前には池があります。
池は非常に景観を引き立てていて、引っ掛けは禁物で体が反応して吸い込まれそうです!
■No.13(パー4)
左ドッグレッグ打ち上げのパー4です。
狙いは、飛距離がないと近道せず右目ルートが良さげです。
■No.14(パー5)
フラットなパー5、フェアウェイバンカーに捕まらないようにショットします。
■No.15(パー4)
距離が短いパー4、右にある池とグリーン周りのバンカーのお世話にならないようにグリーンオンを狙います。
■茶店
ここで、前の組のセカンドショット待ちになり、しばしトイレ休憩とキャディさんに飲み物のプレゼントを茶店で購入します。
昨日のゴルフ場と少し雰囲気が違うので、「キャディ心づけ」についてふと考えて見ました。
まずは、受け取ることができるか?
心づけは、「ご辞退します」という毅然とした対応のゴルフ場は少なからずあります。
もし渡すことが許されている場合、茶店側でちゃんとキャディさんの好みを把握している。そうすると、好きなものを無駄にならないように渡すことができる。
アルコールが好きなキャディさんだったら「今日家に帰ったら、飲むのを楽しみにします!」確かに過度になると嫌らしくなりますが、これを聞いたらこちらも嬉しくなります。
過去にある提携ゴルフ場に行き、同伴メンバーは茶店へ行きますが私は通り過ぎて行こうとした時に、そのメンバーさんは私を茶店に手招きしました。
そのゴルフ場は、キャディさんへの心づけを割り勘してくれて、自分の負担分にサインを求められたことに気づかずに提携コースの所属同伴メンバーさんを困らせてしまいました。
その時は、何か小物を出発空港で買ってスタート前に密かに渡してあった経緯はあるにせよ、各ゴルフ場の伝統的な所作を理解していなかったのには、深く反省をしています。
心づけの行為は、良いサービスを期待するわけでもなく、ただ単に労をねぎなっているだけです。とどのつまりは私たちが必要とするキャディ業務であり、人材不足になると巡り巡りプレーヤーが困り、引いてはゴルフ場の経営にも関わる重要な問題と認識をしています。
それにしても、色々とゴルフ場によりプレーヤーからキャディさんへの対応は先輩の教えや文化により違いがあり、おねだりされるなど親しい関係もありますが、ですがゴルフ場という場所で同じ空間に4〜5時間に渡り一緒に過ごす訳で、そこはお互いに節度を守り一期一会の出会いとしても気持ち良くありたいと考えますし、たかが心づけと片付けたくない想いが交錯します。
まずは、過度にならない範囲で自分らしく継続することを心がけようと思っています。
■No.16(パー4)
やや左ドックのパー4、フェアウェイは緩やかに右傾斜、グリーンは段差があり縦距離のジャッジが肝です。
■No.17(パー3)
パー3横長のグリーン、奥行きがありません。
■No.18(パー4)
レギュラー&バックティは、450yd以上のとんでもない飛距離が必要なパー4です。
■ランチタイム
本日は、早い時間でのランチ休憩があり、六国自慢のお料理をゆっくり堪能いたします。
ここは、女子トーナメントの主催がサントリーなので、ビールは間違いなくサントリーです。
まずはサントリーのプレミアム生ビールで乾杯、喉がググっとうなり・・うまいぜ〜!
メンバー推しのメニューは、ハンバーグステーキとガーリッグライスです。
我がパーティ3名とも示し合わせたようにハンバーグステーキセット+目玉焼きなのです。ガーリッグの写真はなく、こちらも美味しいとの報告があり次回は是非と心に誓います。
本場神戸で食べるハンバーグステーキは、ホロホロのお肉から湧き出る肉汁にデミグラスソース、ホテルメイドように上品な味わいに満足感が半端ないです。
【後半スタートします!】
再開のためバックナインのアウトへカートに乗りますが、晴れているのに風が少し冷たく感じます。
トーナメントでもアウトコースになっているようです。
トーナメントのHPを見ていたら、大会アンバサターである宮里藍プロの見所・攻め所として宮里藍EYESがありましたので、今回ラウンドしたアウトコースのみ拝借いたしました。
■No.1(パー5)
広く真っ直ぐ伸び伸びとした打ち上げのスタートホール(パー5)です。
フェアウェイ右サイドから狙い目です。
<宮里プロEYES>
●セカンドの落とし所が勝負の鍵!
グリーン右手前のバンカーがプレッシャーに。
●グリーン右側はフラットながら球速が早く、左側は見えづらく奥面に傾斜あり!
No.2(パー4)
やや打ち上げ、コース全体にバンカーが左サイドにあり、特徴的にはフェアウェイのややマン真ん中にバンカーが存在します。
そして、斜めに長く奥行きがなく距離が合わせづらい砲台グリーンに注意が必要です。
<宮里プロEYES>
●グリーン面が見えづらく距離感を合わせるのが難しい!
●いかに攻め切りピンを狙えるかがポイント!
●技術力が試され、上手くいけば序盤の良い流れに!
■No.3(パー3)
打ち下ろしとの説明ですが、レベルに見えます。
距離十分、池・バンカー・3段グリーンには複雑なアンジュレーションありと意外とムズイです。
横に綺麗なトイレがあり、右側にはさらに池に絡む位置にも新設のティグランドが出来ていました。
<宮里プロEYES>
●打ち下ろしで距離のある難所ホール!
●縦距離が短く攻めづらい3段グリーン!
●ここはなんとしてもパーで切り抜けて、次の4ホール(パー5)につづけたい!
■No.4(パー5)
第2打目が池越えになるフラットなパー5です。
右側が奥深い池の存在が少し打ち出し角度が分からずに手こずります。
池手前に目印の2本木があり、その位置から打ったショットは痛恨の池ポチャでガックリです。
グリーンは砲台と書いていますが、ビッグイニングになり覚えていません!
<宮里藍EYES>
●2打目で池を越えグリーン近くへ箱運びたい!
●3打目からの砲台グリーンへのアプローチ!
●繊細なコントロールが必要で気が抜けない!
■No.5(パー4)
フロントティからでも長め、バンカーが立ちはだかりタフなコースです。
<宮里藍EYES>
●グリーン右手前のガードバンカーに注意!
●バンカーに入れると、パーセーブが厳しい!
■No.6(パー3)
紅葉と池が美しい打ち下ろしのパー3です。
右の池はそれほど気にならないですが、グリーンの縦幅が短くボールの止め方が鍵、手前のバンカーが効いているのでバンカーインを避け、風を計算しクラブ選択します。
<宮里藍EYES>
●以前よりティーイングエリアを後ろに設定!
●グリーンに向かっての縦の距離の合せ方が重要!
●細かなボールの止め方なども必要に!
■No.7(パー4)
右側は斜面で、グリーンからは開放的な景色が望めます。
<宮里藍EYES>
●ピンポジションがグリーン右側だと2打目が重要!
●グリーン右手前のバンカーに要注意!
●正確な距離感でピタリと止める技術がいる!
■No.8(パー4)
打ち下ろし右に大きく曲がるドッグレッグの短め目なパー4、前方左には一本木・右コーナーには近道禁止のバンカー群、グリーンは砲台で溢れるとバンカーが待ち受けていますので、欲張らずまずはグリーン面をキャッチしたい!
<宮里藍EYES>
●両サイドのバンカーに要注意!
●1打目は確実にフェアウェイを!
●うねりのあるグリーンも難所ポイント!
■No.9(パー4)
倶楽部ハウスへと真っ直ぐなアウト最終のパー4、ティグランドからは下って上るので、距離は見た目以上にあります。グリーンは大きく左右に広いです。
<宮里藍EYES>
●セカンドの落とし所が勝負の鍵!グリーン右手前のバンカーがプレッシャーに。
●グリーン右側はフラットながら球速が早く、左側は見えづらく奥面に傾斜あり!
ロッカールームから浴場へ行く間には、たくさんゴルフ場からのお知らせがあります。
それを眺めながら、ゆっくりとお風呂に浸かり疲れを癒します。
【最後に感想は・・・】
地元神戸はもとより、高速道路のおかげで大阪方面や近郊からもアクセスが良さげです。
大変上質なコースと最高のコース・練習場環境が整っています。
六甲国際ゴルフ倶楽部のコースは36ホールあり、東をメインとしながらも西コースのアメリカンカジュアルなカートセルフゴルフも行えますし、敷地に隣接して六甲国際パブリックコース(9H)では常用カートではなくモノレールカートで散歩気分の歩行プレーが楽しめ色々なシチュエーションに対応が可能です。
6月に初旬〜中旬にかけて行われる大会アンバサターを務める宮里藍プロ女子トーナメントの知名度は高くゴルファーであれば一度はラウンドを熱望するコースです。
しかも世界のメジャー大会である渋野選手が優勝したAIG女子オープン〜全英女子オープンへの道〜としてのプロ・アマチュアの登竜門になっています。
この大会に合わせて、芝の勢いが増す3月新緑の季節からコース作りに余念がないため、開催までの2〜3ヶ月前から一般営業にメンテナンスが重なっている恐れがあります。
関西・神戸地区は、ゴルフ場密集地に間違いはありませんし遠征先として考えると、名門を始めその他面白そうなゴルフ場も多くあり、目的やメンバーに合わせたバリエーションが多彩です。
ゴルフ場へは、クルマを必要とする場合もありますが、大概は公共の交通機関等アクセスは申し分なく、神戸市内にはロケーションが良くリーズナブルな価格のホテルや洋食・中華を中心としたビーフ・海鮮など幅広いジャンルの食事に、有馬に足を伸ばすと温泉を楽しむこともでき、関東と違い比較的狭いエリアに凝縮しているように感じます。
やはり遠征はメンバー集めが肝になり、私の場合は現在プライベートでの企画が立てにくく、今回のような所属倶楽部の募集に入れたことは、ラウンドはもちろんまた今後に繋がるメンバーとの交流することが出来たことが最大の収穫でした。
また、こういう機会があれば参加をしたいとあらためて思い、大勢が参加する遠征の良さを再認識した次第です。
掲載日:2025年4月24日