酷暑の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ヒロシです。。。は、7月初旬涼しい北海道を飛び出し、激アツの中2日間に渡り埼玉県の武蔵野台地を駆け巡ってきました。
埼玉県は、数年前の11月に秩父・長瀞・三峰神社の参拝と観光の経験はありますが、ゴルフは初めてになります。
そんな矢先、前日に遠征先にいる同伴メンバーからLINEが入りました。
今週、熱中症警戒アラート発令の指標となるWBGTが33を超える可能性が出てきた!
訪問するゴルフ場HPに注意喚起等としてアップされ、発令時の対応について記事が載った日(7月3日)です。
猛暑の昨年から話題になり、私自身に関係ないと詳細は理解せずにいました。
予約日程が決定してからは時期的に多少覚悟するものの、私が行く週が危ないのかいなーと恨めしく思い、実際にはかなり心配になってきました。
しかも7月の初めだというのに、ニュースでは災害級の暑さと報じています。
通常の夏でも、この埼玉地区は内陸に位置し特に関東の中でも指折り付きの暑さを誇るお土地柄、とりあえず週間予報を見ると4日が最高値で5日以降は大人しくなる予想に少し安堵しますが、どうなるのか全くわからず藁にもすがる気持ちで一杯です。
そんな中、7月4日(木)東京都心は今年初の猛暑日となりました。
そのギラギラ天候の影響で、突然現れるゲリラ雷雨に襲われるなど警戒が必要と言われています。
■そんな数値に翻弄する時代なのか?
ですがある人に言わせると、やはり私たちが行くゴルフ場は、「我々一般人とは人種が違うので、暑さで生命が危ない時は無理してやらない人たちの集団だから仕方ないよ」と聞くにつけ、私は折角ここまで設定しておいてシャレにならないと考える貧乏症のため、とにかくプレーが出来るように神様に祈る🙏ばかりです。
(それにしても、雷だ・大雨だ・WBGTの数値だと神様に祈る場面がやけに最近多過ぎやしないかい?)
ですが、これからは命にかかわったりすることが許されないと考えを改めなければなりません。
プレーヤーはもとよりキャディさんの健康に配慮するため、通常のラウンドでも茶店での5〜10分休憩がマストになり、水分や糖分の補給・クールダウンできる環境下での休息を求められる厳しい野外スポーツとなってしまったということです。休みなしでスループレーしてしまう地元ラウンドとは、雲泥の差になり考え方を改めなければなりません。
7日(日)までの3日間どうなることやら、熱中症にならないか。体力がもつかなど心配が募ります。
ツアーから戻っても、家庭行事やバイトに精を出したりしていると、ブログを書くことに集中できずに、ついにはオリンピックが始まろうとする時期になってしまった!
■パリ・オリンピックが開催です!
そんな中で、近代オリンピックの提唱者であるクーベルタンの祖国フランスのエッフェル塔がそびえるパリで、第33回パリ・オリンピックが幕開けしました。
ご存知かと思いますが、オリンピックにおけるゴルフ競技の歴史というと第1回のアテネにはゴルフ場がなかったため、1900年第2回のパリで初めてゴルフ競技が行われ、続いて1904年第3回のセントルイスで行われました。
その後ゴルフは、オリンピック競技から除外されてしまい、セントルイスオリンピック以来112年ぶりの2016年のリオデジャネイロオリンピックで見事に復活、そして前回2021年の東京を経て、今年124年ぶりにパリでゴルフ競技が行われることとなりました。
今回の戦いの場所は、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿から、車でほど近い平坦な土地に作られたタフで美しいコース、毎年フランスオープン開催コースであり、2018年「ライダーカップ」を開催したル・ゴルフ・ナショナルです。
■初訪問!前回東京オリンピック開催した霞ヶ関カントリー倶楽部へ
まさにタイムリーなオリンピックの話題に触れ、今回念願が叶い東京オリンピックの会場になった霞ヶ関カントリー倶楽部へ今回初訪問することができました。
なぜ庶民の私が、訪問することになったのか?
1.日本のゴルフ倶楽部の最高峰であるので、一度は訪れて見たかった。
2.東京オリンピック開催コースをラウンドしたかった。
3.今年から所属倶楽部の提携コースになってしまった。
上記の1と2は漠然としたいつか叶えたい願望でありますが、やはり3は私を実現に向けてトライしようと奮い立たせる動機付けと確実になりました。
ですが、当初は予約できるとあまり確信を持てなくて、とりあえずお願いをしてみようか?という軽い気持ちでした。
そうすると倶楽部からの回答は、「東コースが予約できました!」との予想外の連絡が入りました。
東コースと言えば、あの東京オリンピック開催コースではないですか!
お調子者ですので、もうワクワクが止まりません。
次には難関のメンバー集めです。
ゴルフオンシーズンの爽やかな風が吹く北海道からこの梅雨明けしない天候の時期に関東へ好き好んで同伴してくれるメンバーは皆無と思われます。
やはりお誘いするメンバーは関東在住の私と同じ所属倶楽部の方々に協力を仰ぐしかないようです。
■霞での一日体験リポートです!
実際にはありえないことですが、この日は一日霞のメンバーになったつもりで僭越ですが、体験リポートを書かせてもらいます。
まず、私が思うメンバーの基本は、
①「渋滞知らずの電車でゴルフ」は、倶楽部バス発着駅まで行き送迎バスでの移動からです。
倶楽部内視察とスタート前の練習などをするため一番バス(7時14分発)を利用、ホテルで朝食を素早く取り、本川越駅へ行き乗車、倶楽部送迎バスの発着する狭山市駅に向かいます。
平日(金曜日)ということもあり、経路は若干の渋滞です。
約25分かかり7時50分過ぎに到着します。
途中、アド街ックで見たことのある豚のテーマパークサイボクと天然温泉「花鳥風月」が気になり目に入ります。
その施設を通り過ぎて北側に回り込むと由緒正しい正面門に差し掛かかかります。
かなり緊張し誰もがそうなるように姿勢が真っ直ぐピ〜ンとなりました。
②バスが到着し、倶楽部ハウスへ入場です。
正門からのアプローチは長く、林間を少し縫うように進み、朝日の木漏れ日が幻想的に輝きます。とても良い感じですね!
この景観は、上品さと気品のある雰囲気に溢れています。
倶楽部送迎バスが玄関に到着です。
■倶楽部送迎バスは、狭山市駅から発着します。
こちらには、この地区の御三家(霞ヶ関CC、東京GC、日高CC)のバスが勢揃いです。日高CCのメンバーによると御三家ではなく、圏央道を境に世界が変わるんだよ!(二強とご近所さん)と謙遜しますが、私にはいずれの倶楽部も遜色なくご立派だと思えます。
東京オリンピックで利用できない時は、ご近所付のよしみでおそらく助け合ったのでは?
ちなみにバスのドライバーさんたちは、日頃からご近所付き合いをしているようです。
■倶楽部バスが交番裏手の駐車場で待機していますので、こちらから乗車します。(左)
■途中入間川に架かる橋を渡ります。(右)
・ドライバーさんに御礼と会釈で感謝の意を伝えます。
・数多くの倶楽部の職員から挨拶とともに歓迎の出迎えを受けます。
(ホスピタリティを感じますね、でも少し人数多くねー)
・レセプションでサインをします。
ここは、仕方なくゲスト列に並び、お行儀良く列を崩さず、横入り厳禁!です。
・1階のロッカー室に直進しようとすると、ゲストさんは階段を上がりお2階へどうぞ!と指示されます。そうかゲストロッカーは2階か?やべーバレてしまった。
直ぐにゲストと分かるんだー、それにしてもゴロゴロを持っていたので、荷物をあげる時、2階は少し大変だ〜。
ですが後々考えると、2階にはレストラン・浴室があるので、返って移動に便利でした。
・宅急便の扱いは・・・ここはカバーを外し背中に収納、シューズを出してくれているところなどそれぞれあるので触れずにおきます。
・キャディバッグのカバーを整え、シューズを用意し着替えをします。
・それにしても、ゴルフ場では人手不足と言っていますが、ここは各箇所に人が配置され非常にたくさんのスタッフをお見かけします。
・一度予約メンバーの確認のため、倶楽部に電話しましたが、対応が迅速でした。
・キャディバッグ置き場に行くと、これから業務に就くキャディさんがたくさんいますねー!
■2階ゲストロッカー室とロッカー(上段)
■1階正面玄関・フロントロビー(中段)
■ドライビングレンジ受付(中段)
■キャディバッグ置場から左手に練習場の矢印が見えます。‘(下段)
ドライビングレンジ、アプローチ練習場があります。
何やら、気になる話が聞こえてきます。
到着順ができるゴルフ場は然り、プレーヤー側の理由で暑い・寒い・雨等など天候によるキャンセルは、高齢化や健康上の理由で止むを得ない場合もあり仕方ないですが、予定していた予約に対してキャディさんを動員していますので、直近での発生は非常にスタート室でも対応に苦慮しているはずです。
どうやら、暑さのせいでかキャンセルが相次ぎ、キャディさんが供給過多になっているようです。
プレー後は、
・酷暑のせいでスループレーにて終了、先に入浴して汗を処理しスッキリ爽やか。
薄手のジャケットを着用し、レストランテーブルに着席しました。
③練習環境
・アプローチ練習場・・・広さ十分ボール籠にボールが入っていて、一日中居たくなる。
・ドライビングレンジ・・・ワイドでやや打ち下ろし練習場、デカイ姿見がある、屋根付きの打席がない。
・パター練習場・・・大きい、傾斜が適度にあり登り下りが打てる。フック・スライスラインが打てることになります。
これだけの練習環境は中々ですね。
ラウンドしなくても練習だけでも一日出勤ができ、いわゆるヘブン(天国)です。
■パター練習場からドライビングレンジを見渡します。
この暑さでは、屋根付きの打席が欲しいかな?
■パター練習場から倶楽部ハウス風景です。
■茶店の入り口にある温度計(スタート前8時26分時既に30度越え)
茶店の中は、クーラーバッチリ、茶店から出たくありません(笑)
■距離たっぷりのドライビングレンジ、落下地点が確認できます。
④レストラン
・夏場でもドレスコード遵守、薄手のジャケット着用しレストランに着席。
・レストランの雰囲気が明るく、サービス担当の係の女性もオーダー時の説明トーク及び反応がいいですね!
・私は車ではないので、皆さんに申し訳なく生ビールの温度と泡チェックを実施!
実施結果は、温度はキンキン・泡はキレキレ、喉越しが堪らんぜー!
・茶店・レストランともに直営なんでしょうか?運営委託しているのでしょうか?
・サービスの女性に聞いたバーを見たりするのを暑さのせいで忘れました。
しかし、当日金曜日バーテンダーさん休日のため、開店していなかったのが残念!
⑤お風呂(男性用)
・ガラス越しに練習場を望める明るく開放感がある。
・36Hにしては、浴槽は広くない。
・サウナはないが、水風呂があり、整う。
・奥にシャワーブースがたくさんある。
・脱衣室は比較的広い。
⑥コース(東コース)
・均一な芝生、目土したくなるが、ディポットがあまり見当たらない!
・林の中のラフも、キャディさんは目土していた。
・キャディさんに「デポットないぐらい芝生が綺麗だね!」と言ったら、毎日コース管理チームが一生懸命やっているのでと、他のチームの業務をリスペクトしていたのが印象的です。意外と言えそうで言えない霞チームの一体感を感じます。
・コースは、アウトとインと少し表情が変わっている気がします。
■インからスタートします。
No.10パー3記念すべきオナーは、年齢順でヒロシです。。。から、バンカーを嫌い少し大きめでここだけナイスショット、ニアピンいただき惜しくもバーディを逃しパー発進です。
■最長500ydのパー4の後ろに下がったティグラウンドの前方には
両サイド松の木で絞り込んでいて、選手たちのゆく手を阻みます。
⑦キャディ
・今回研修中のキャディと指導担当の先輩キャディとのツインキャディでした。
・先輩キャディは若く元気はつらつ、距離計測は機械を使わずともしっかり距離を把握にはびっくり、ライン読みも確かだった。
・ファストプレー重視、パットが終わったプレーヤーに声がけティショットへ誘導。
・目土は、フェアウェイはもちろんのこと林の中もしっかりと実施。
・目土用コーヒーカップがあるが、コーヒーサービスはなし(笑)。
・ツインキャディで、先輩キャディは日傘の片付け・バンカーならしに大忙し。
・若い2人のキャディの笑顔の応援のお陰で、酷暑の中ハーフターンで10分間休憩後、スループレーをお願いし暑い時間帯の午後を回避、なんとか完走した。
・霞の先入観が払拭する瞬間、暑い中お疲れ様そしてありがとうございました!
■ホールアウト後、疲れ知らずの明るいツインキャディ、笑顔のVサインで決めポーズです。
先輩あかねキャディの指導の元、新人研修中の彩七キャディはしっかりとキャディ業務を
こなし身につけています。
暑い中、おじさんゴルファーは色々なところにボールをどっちらかしてご迷惑をかけました。
終始笑顔の業務で接し、スループレーで対応いただきありがとうございました。
おじさんたちリベンジしに再訪を誓い、その時は必ずご指名いたします!!!
⑧霞の食事
■朝食・おすすめランチ・週替わりランチ・おつまみ軽食・ドリンクと多彩に用意しています。
■写メする前に我慢できずフライング、2口グビグビしました。
私だけ失礼しました、脱水症状寸前の体に染み渡ります。
■前トランプ大統領が食べたハンバーガー、霞ヶ関プレミアムバーガーです。
■ビーフカレー(ハーフサイズ)・季節のスープです。
■週替わりのおすすめの一つ鮪のレアカツ定食(左)
■限定20食、サイボグゴールデンポークのロースとんかつ(右)
私が食べたサイボグの豚肉は、油が甘くとても美味しかったです。
暑いので冷やし中華にしようか迷い、やはりここに来たからにはサイボグで決まりです。
⑨フロント及びポーター
お行儀良く列に並びます。
今回は珍しく事前に値段を聞く野暮な行動もせず大人の対応で臨みました。
スムーズな会計で特に問題ありません。
隣は、霞メンバーとおぼしき人で、支払った金額が聞こえて来ました。
決して聞き耳を立てた訳ではありませんが、メンバーはこの価格かと妙に納得します。
我々は、提携コースといっても6000円をフルレートから割引くものですので、これだけでもありがたく、予約できるだけで幸せを感じます。
(知合いやもちろん同伴してくれるメンバーは周りには存在しません。)
ポーターさんとは、フレンドリーに会話をしてくれました。
熱中症アラート警報について、14時の数値が14時15分過ぎになったら発表になるので、その時の数値が迫っていて、やはり今日は危険度が高いと教えてくれました。
■暑さ対策
・シャツを午前・午後と2枚を用意したが、スルーしたので今回は着替えなかった。
北海道では風で乾く新素材の威力はこちらでは発揮されず仕舞いでした。
・北海道では、使用しない日傘の有り難さを実感し、今後購入を検討中。
■感想
今回、提携コースにて利用、初訪のゲストオンリー4人で来場。
(複数回利用の知人からは、マナー等を鑑みメンバー同伴を推奨される。)
兎に角ワイド&フラット、フェアウェイ・ラフの刈り込みも含め綺麗、フェアウェイはディボットほぼなし、グリーンの速さはそれほどでもなかった中、とても良い転がりです。
芝が成長してバンカーのエッジが曖昧な部分があり、より良い整備に霞の景観のアクセントになり引き締まる気がします。
昔ツーグリーンの名残なのか、2つのグリーンをくっ付けて1つにした風に見えるところがあり、よって花道が2ウェイあり新鮮に感じる。
古賀と比べると、グリーン周りにバンカーが少なめ、片側にしかバンカーがないグリーンが多く、ピンの立て方で難易度が変わる。
木々等も間隔や手入れもよく絵になり、余程曲がらなければ木々は邪魔になることはほぼなしです。
一度は行ってみたい廣野と並ぶ日本の色々な意味での頂点には間違いないです。
キャディさんやハウス等に働く人の数はとても多く人材には事欠かない。
食事は美味しいし、値段もピンキリの品揃えです。
朝は、今回食事することができなかったが、お安い価格の1100円
スタート前には立ち寄り味わいたい。
ラウンド後に、ラウンジがあるので、バーテンダーがいてカクテルを楽しんだりゴルフが無くても倶楽部へ行き会員交流会を開いているのがどうやら霞流らしいです。
こんな充実した倶楽部が、オリンピック会場になり、さらに有名になったということが言えるようです。
そして地元民も、この名門を誇りに思い、埼玉とともに発展貢献する倶楽部であり続けることや日本のゴルフシーンを今後も下支えをして、女性会員・ジュニア育成・ゆくゆくは何かのイベント企画を通じて広く一般人にも門戸を開放を果たすよう努力することを切に望みます。
今回の訪問は、ミーハーであることは否定しませんが、動機はランクA最高で素晴らしいと言われる所以を自ら体験してつぶさに感じて見たかったという単純な欲求です。
今年の提携ゴルフ場訪問としては、第1回目が4月の福岡・古賀ゴルフクラブに引き続き、第2回目の霞ヶ関カントリー倶楽部は、「プライスレスなゴルフ場として一度は訪れてみたい極上のゴルフ場」であったと皆様にご報告申し上げます。
ただし、提携コースでも決してお安くない価格帯で、私が言える立場の人間ではないですが、チャンスがあれば一度は訪れてみてはいかがですか?
また、参加メンバーの中では、もう一度挑戦してみたい!との声が上がったのも事実で色々な意味で普段では味わえない魅了が満載でした!
今後、ヒロシです。。。も、たくさんお金を貯めて再訪の機会を窺います!!!
ですが、自宅で待つ妻からは、この酷暑の中よく行くね!と呆れられる始末です。
■追伸
私が訪問を企画した日が、予想外の酷暑の中、同伴の協力を惜しまなかったメンバーの方々に感謝します。
また、連日危険な暑さが続いています。120年余りで最も暑い7月となり、8月もこれ以上の暑さが続くと心配されます。
皆様、どうか熱中症を防止するため、小まめな水分補給を忘れずに、お体をご自愛ください!
掲載日:2024年8月5日