2003年4月1日
弊社のゴルフ会員権相場をご覧頂ければ分かりますように、名無650、名込 370というように数字以外の文字が書かれているコース銘柄があります。
これは主に数十年前(バブル当時)にゴルフ会員権は高く、ゴルフ場のメンバーになる為に数千万という入会金(入会手数料+入会預託金)を支払ってメンバーになった方が多数いらっしゃいました。
入会預託金とは、本来は名義書換から10年、15年経ってメンバーが退会する時に、預け入れたお金を返還される予定でしたが、バブルの崩壊とともにゴルフ場の経営も厳しくなり、殆どのゴルフ場がこの預託金を返還できない状況
に陥っています。
事実、倒産したゴルフ場のうち殆どがこの預託金を返還請求された為に、今後の経営が苦しくなる前に民事再生法、会社更生法という手段で再編を図ろうとしています。
この預託金の返還請求をされるメンバーが減ることでゴルフ場としても経営がやりやすくなります。そして、預託金を減らす一つの方法が考えられました。証券(会員権)に書かれている預託金を分割するという方法です。
これは、例えば6000万円の証券を6つに分割(1000万円の証券が6枚)し、メンバーとして1枚保持し、残りの証券5枚をゴルフ会員権市場で売買できる証券として扱うという方法です。これですと元々はゴルフ場が気に入ってメンバーになっている人にとっては、メンバーとして今まで通りにプレーができ、更に分割後の証券を市場で売却することで現金が得ることもできますし、メンバーが増えるために、年会費、プレー費等の収入も見込めます。
しかし、証券を市場で売買する為には名義書換料がネックになります。そこで登場したのが名義書換料無料券(名義書換料は一切かかりませんよ)というものです。
これはどういう証券かというと、下記の弊社取引状況を見ていただいても解りますように、名義書換中の会員権でも名義書換料がかからない会員権があります。1.の証券を購入するときの相場ですが、名義書換料のかかる証券(名変料は105万円)が540万円でありました。又名義書換料のかからない証券が620万円でありました。結局、お客様は金額でお考えになり、620万円の名変料無料券をお買いになられました。名変料のかかる証券の場合でしたら645万円かかるところが620万円で購入できました。
ここで挙げている名変料無料証券はゴルフ場毎に扱いがちがいますので、購入の検討をされる際に詳しくお知りになりたいお客様は弊社営業までご連絡を下さい。弊社営業の説明をお聴きになった後、どのタイプの証券をお客様がお探しになるのかお決め下さい。
注)・名義書換無料券は必ずしも分割した証券とは限りません
・証券の中には市場では売買できず、お友達にしか譲れないという証券等もあります。
1. メイプルポイントゴルフクラブ 正会員(105) 620 名無
1. メイプルポイントゴルフクラブ 正会員(105) 540
2. 富士カントリー大多喜城倶楽部 正会員(84 ※1) 85 名無
3.◇ 清川カントリークラブ 正会員(105 ) 370 名込
4.× オリムピックカントリークラブ 正会員 105 名込
5.× いわせロイヤルゴルフ倶楽部 正会員 3 名無
6. グランドスラムカントリークラブ 正会員(15.75) 25 名無
7.× リバーサカワゴルフクラブ 正会員 25 名込
8.◇ 大栄カントリー倶楽部 正会員(126) 160 名無
9.× 喜連川カントリー倶楽部 正会員 15 名込
10. 埼玉ロイヤルゴルフ倶楽部 クレイン 45 名込
11. 埼玉ロイヤルゴルフ倶楽部 グリーン 20 名込
12.× エーデルワイスゴルフクラブ 正会員 105 名込
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※×は名義書換が停止中のコースです。
停止中のコースでも名義書換が可能です。
※◇印は名変料無料証券、名変料込証券の名義書換期間が終了したコースです。
通常の名義書換料がかかります。
※( )は名義書換料
※1 富士カントリー大多喜城倶楽部では分割証券のみ名義書換が可能です。
9月31日迄は期間限定で名義書換料が無料です。以後は84万円。。