2003年6月20日
ゴルフ会員権の証券を見ていると色々な種類の証券があります。
形が大きい、小さいもの、派手なもの、地味なもの、固いもの、柔らかいもの・・・。
新規購入時の証券額面を見ると20万円、100万円、中には6千万円というものもあります。最近、市場に流れているものは額面が高いものは殆どありません。既に証券額面を分割していたり、経営会社の破綻等で無額面になってしまったものもあります。
証券もかなり古いものになりますと汚れやシミまでついています。証券の中にはとても綺麗な厚紙(金色や桜色)に挟まれているものあります。このような綺麗な証券をみているとバブル当時の状況を思わせます。同じゴルフ場の証券でも持ち主の取扱いや保管方法によっても証券の状態が異なります。
以前にあったのですが、2つにきっちりと折ってあり、折り目のついている証券もありました。(^_^;)
ゴルフ場に事情を説明して事なきを得ましたが・・・。
先日、大正生まれの方の証券を目にしました。当然額面も高いものでした。
その方はつい先日までゴルフ場に足を運ばれていたようです。お疲れ様でした。
証券には、その時々で保持されていた方々の履歴(裏書)が残っているものがあります。皆さんどのような想いで証券を購入し、どのような想いで証券を売却されるのでしょうか。バブル当時に数千万円で購入した証券を数万円でお売りになるお客様をみているとバブルの恐さを感じるときがあります。
ご両親が亡くなって息子さんが相続する場合などもありますが、息子さんがゴルフをおやりにならない場合は証券は市場にて売買されます。その証券を別の方が購入されメンバーとなる。そのうちに必要なくなれば売り、またその証券を購入する人がいる。証券を売却して現金に換えたい方、クラブ競技に出たいが為に証券を購入される方、親から譲り受ける方・・・・
こうしてみるとゴルフ場の証券1枚の中にも様々な歴史や想いがあるようです。
証券をお持ちの方で、ゴルフ場に出かけれない方がいらっしゃいましたら、眠っている証券をお売りになって、次の世代へバトンタッチしてみませんか。