2013真夏の戦い理事長杯:その5@総武CC アラフォー三兄弟

2013年07月19日


見えない先、予定の無い道。そんな総武CCを歩く長兄。
マッチプレーと言う高尚なゲームをしつつ、「葛藤」と言うストレスを溜める。
貴重な体験が続きます。

東7 東7番:長いミドル。120Y付近から二又にベントと高麗でコースが分かれる。★ハンデなし。
450Y以上あるミドルだが、何故かハンデが無い。
只、長兄には第一打が広く使えるので、あまり苦にならない。ここは分けられる可能性が高い。

長兄のティショットから。
先ほどのショートで思わぬ「分け」を貰ったが、やはりハンデが無いホールはサンドバック状態。
特に距離が無いホールでは、自動負けに近い状況。勝つ為の武器が長兄には欠落しています。
なら振るしかないので、ドラをしっかり振る。5番ホール同様、良い当りで260Y程度ゲイン。但し、右ラフ。

Y氏は、いつもの通りトントンとグリーン手前のエプロン。はー、崩れませんね。お見事です。
もうこうなると、Y氏は4.5打位の位置。パーorボギー。アプ勝負では勝ちが無く、負けの可能性が高い。
よって「長兄、行きまーす!」
残り190Yですが、ラフだからスピンゼロになるので、5UTを選択。
一か八かですが、どうせフックするから右のバンカーに向かって打つ!ナイスショットの声が掛かる!
ボールはノースピンで手前から転がり、トントンと進み、450Yパーオン成功(^^)。
これは、少しY氏に効いたと思います〜。

Y氏からすると予定外だったかな。アプは今一歩。
長兄の15歩から放たれたバーディパットは80センチで寄る。Y氏のパートライも入らず。
そして、少しバクバクしながら、慎重に沈める。パー。これで2UP。リーチ入りました!

東8 東8番:550Yの右ドックロング。セカンドが打ち上げ。右に池あり。★ハンデあり!
残り2ホールで2UP。ここを分ければ勝ちとなります。
予定なき戦いをして来ましたが、先ほどの7番ホールでギャンブルに勝ち、絶対的な状況を得たのです。
最後は予定通りに〆るぞと思いつつ、長兄のティショットから。

ここはハンデホールなので、目標はボギー。ボギー対パーで良しとします。
先ずは、このホールで一番打ってはいけない右池を強制的に避けます。
右の池に落とすと、セカンド以降も距離が稼げない為、事実上OBとたいして変わりありません。

よって、5番7番ホールと違ってナイスショットを選ぶのではなく、手首を返してフックを打っていきます。
で、予定通り200Y程度ゲインで左のラフ。残り350Yの勝負です。
Y氏も左ラフでしたが、セカンド、サード同じリズムで繋ぎ、エプロン。うーん、流石に楽させてくれません。

長兄のセカンドは、6番7番ホールで活躍した5UT。
練習量の少ない長兄は、調子の良いクラブをなるべく複数回使い、リスクを避けます。
ここも少し天ぷら気味ですが、フェアウェーをキープ。残りは200Y強まで持ってきました。

が、ここで詰みました。また先程の4番ホールと同じ残り200Y強です。
違うのは、左手前に60Y位のバンカーがあること。これには絶対入れてはいけません。
また、右手前にもサブグリーンのガードバンカーがあり、これにも絶対入れてはいけません。
早めのチーピンも駄目、プッシュも駄目。番手が無い。

そして選択の時。結果、5UTを選ぶ。
ここ数ホールで好結果を得られている事。且つ、曲がりが少ない。
高さが4UTより出るので、左手前の60Yバンカーを越える可能性が高い。
でも今思うと、前に行きたい、グリーンに近づけたいと言う予選の時とは違う心構えだったかもしれません。
「予選の時の自分がいたら、何て言ってただろう。何を選択させただろう。」
そう回顧したのは帰りのクラブバス。

長兄の強い思いを載せた決めのボール、それは大きな地面の音と共に左の林に消えていくのでした。
幸いにも前には出せます。しかし、崩れた計画を立て直す事はできずに5オン。
Y氏も歴戦の猛者。この時、光が見えたでしょう。逆の立場なら必ずそう思ったはず。
そして、Y氏の3M登りのパーパットを耳で聞き、カップインの音を聞いたとき、
長兄の理事長杯が事実上終焉を迎えます。勿論、未だ返しのボギートライを入れれば勝ちです。
でも、それは希望、望みであり、必然では無い。虚しくカップを大きく外れ、このホール負け。1UPへ後退。

東9 東9番:短めのミドル。★ハンデ無し。
比較的癒し系のスタンダードなミドル。
ハンデも無く、技術的な観点からは、かなり厳しい状況です。まだ、分ければ勝ち。
ですが8番での出来事。そして、今までのショットを比較すると、このホールの結果は見えていました。

Y氏は、いつもと同じ様にトントンとグリーン手前のラフ。寄せてパー。
長兄は、いつもと同じ様にラフからバンカーへ渡る。寄らずボギー。
刻みが使えないので、セカンドを強行。が、結果を得られず。結局、イーブンまで後退します。

中11 中10 さて、延長戦です。18ホール戦っても決着はつきませんでした。
ハンデ6つと言うのは、Y氏と長兄にとって、非常に正しい数だったのでしょう。
だから、この様にシーソーゲームになる。
但し、長兄にとっては、この追加サドンデスは終焉を明示的に決めるだけのラウンドとなります。
サドンデスの中10番、11番はハンデが無く、距離も無い。
つまり、長兄的には、ここに立っている事自体、負けを意味します。
Y氏が明示的なミスをしない限り、勝ちの可能性は極めて低い。

結果、長兄はボギー、Y氏がパー。実力通りの結果に落ち着き、最後は中10番のグリーン上で握手となりました。
でも、気持ち的には「やっと終わった〜。」と言う感じですかね。
5月末からスタートした理事長杯モード。負けた事は悔しいけど、自分的には充足感に満ちていました。

Y氏には、その後も昼食を付き合って頂き、M社長の噂話(笑)を交えながら、楽しく時間を過ごせました。
総武は大人の社交場です。長兄には少し敷居が高いのですが、
人生の先輩方に色々と勉強をさせて頂き、且つ、気を使っていただいている事に感謝しております。

そんな感じの「2013真夏の戦い理事長杯:総武CC」
長文お付き合いいただき、ありがとうございました(^^)。
また来年もご報告できる様に頑張ります。またね〜。


写真は以前に撮ったゴルフ日記のものを利用しています