2013真夏の戦い理事長杯:その3@総武CC アラフォー三兄弟

2013年07月19日


去年に引き続き、予選の疲労は半端無い。やはり理事長杯予選は普通のラウンドではありません。。。
さて、決勝前日ですが、最近は週六日働いているから、練習にも行かず、ぶっつけ本番。
練習場に行ったのは、セントラルの予選が最後だから、2ヶ月は空いてますな(汗)。
まあ、月曜からの勤務を考えたら、体力は残しておくべきなので仕方ない。

と言う事で、特別な準備もなく、決勝1・2回戦当日になりました。
あ、そうそう特別な準備はしてませんが、カーボローディングは実施。
それとアルコール摂取もラウンド前日〜ラウンド終了まで、禁止。
当日の装備品も完璧と言う事で、ゴルフ以外での準備は万端です(^^)。

1時間前に入場。そして、予選の結果を見る。
「え、えーと、一位の方はどなたかな?何打差だったのかな?」
と思い、上から見ると、あらー、日本クラスのS氏、一位でございますかぁ。何故、理事長杯に出ておられますか。
二位は一昨年優勝の女史。そして、三位は、あれよあれよチャンピオンのまっちゃんに「練習ラウンド中、クラブハウスで笑われ、変な思考のゴルフ」と酷評を受けている長兄です(笑)。でも、なかなかの予選結果、そして、この並び順、素晴らしいです!

いやー、日本クラスのS氏と対戦しなくてよかったですね。
もし長兄のゴルフ見せて、仮に勝ってしまったら大問題になるかもね〜。
うん、その時は「チャンピオンのまっちゃん」に身元引受人になって貰いましょう!
長兄のゴルフは「チャンピオンのまっちゃん」に教わりましたと言っておきます(笑)。

そんな緊張感も無い感じで、さて1回戦です!
一昨年、通った事もあり、緊張感は低い。また、自身のテンションも低かった。
何故なら、良くて2回戦進出止まりである事を知っていたからです。
加賀屋M社長やゴルフ仲間からも頑張ってください!と声を掛けられていましたが。。。

今回の理事長杯向け「予選に通る為の準備」を2ヶ月近くも続けました。
つまり、ナイスショットする為の準備、マッチを勝ち抜く為の準備は全くしていません。
ミスショットがどの様にしたら出るのかを予測し、ミスショットが出る可能性が著しく低い選択を徹底的に続ける。
極端に言えば、相手がパーオンしていても、こちらはパーを取りに行くことは出来ません。
2ヶ月近くボギーを取る準備しかしていません。つまり、マッチでは自動負けホールが発生すると言う事なんです。

マッチでは、ハンデが75%に減るため、上級者とのハンデ差は予選時より縮まります。
なので、後は対戦者のタイプが重要に。
長兄の考えでは、同じ7〜9位のシングルさんでも2系統の方がおります。

・調子の波が小さく、球筋が真っ直ぐ、アプやバンカーからの寄せワンが多い方。ハンデも1年中変わらない。
・調子の波は比較的大きく、夏場にハンデが減り、冬場に悪くなる。且つ、パーオンメインでパー。

2つ目に記載したタイプはボギーの数も多いので、長兄にもチャンスが来ます。
が、1つ目のタイプは、長兄の進化系。同じ事をしてたら、負けちゃいますよね〜。さて如何しよう。

そんな感じで考えも纏まらず、スタートです。
1回戦のお相手は、Y氏。オフィシャル9。
実は、このY氏、加賀屋M社長と決勝の前々日、練習ラウンドしていて好調だったらしいです(苦)。
長兄のハンデは、3/4掛けで13です。6ホールのハンデを頂きました。
目標は6つ目のハンデホールまで、粘る事。そのホールを戦ってこそ、6枚頂いている意味があるから。

さて、中コースから。
中10 中10番:短め真っ直ぐロング グリーン近くから打ち下ろし。★ハンデなし。
予選時と同じく4UTでレイアップ。引っ掛けて左ラフ220Yゲイン。
うーん、練習していない事もあり、日々調子が落ちてきているのを感じます。
しかも、全般的にフックがキツく、飛びすぎの傾向。UTは185Yで良いんですが。。。
セカンドは自重して7鉄。サード8鉄でのせてパーオン。うん、アイアンは大丈夫な感じです。

Y氏もパーオン。ハンデも無いので、充分な結果。
結果オーライ、パーパーで分けかなと思っていたら、Y氏がファーストパットを、かなりショート。
これを見た長兄、10Yの下りだが味濃い目(やや強め)で打つ。
30センチに付きマーク。Y氏のパットを見ずに音待ち。音がしない。OKを頂き、1UPです。

中11 中11番:短めミドル。セカンド以降、高麗とベントで二又に分かれる。★ハンデなし。
先ほど球筋を見て、この方は純正シングルさんと確信した。兎に角、球筋が綺麗。
30年もゴルフをやっていると、色々な方とご一緒する。本当に力がある方は球がぶれない。

11番ホールは、たぶん捨てホール。そう思いつつ、4UTでレイアップ。
何故ドラを打たないのか?このホールでは、2年くらい打ったことが無い。
更に2ヶ月レイアップゴルフを続けて来たから、もう、違う選択肢では全くイメージが湧かないのです。

前ホールで勝った長兄の球は、鬼チーピンで林に飛び込む。うーん、来ましたね。
ラン込みで30Yは曲がっています。これが出始めると、もう計画が成り立ちません。
ドラは打てなく、4UTも曲がる。あとはアイアンしか真っ直ぐ飛ばないとなれば、戦いにならん。

Y氏はティショット、セカンド共にクリーンヒット。FW、メチャ上手いっす。
少しだけこぼれてカラー。もう、パーは堅い状況。

長兄はセカンド出すだけ。135Y。ピンは少し奥。
でも、多少なりともプレッシャーを与えるべく大きめの8鉄で攻め。
感触は良かった。カップ1M手前に落ち、ピン奥4Mに止まる。少し見ていただけたかな(^^)。
しかし、Y氏は動じる事なくパーセーブ。グリーン周りも上手そうです。
長兄の攻めの下りパットも入らず。あっさり、イーブンに戻る。
あー、この感じ、駄目っぽいね〜。一昨年のI氏と同じ感じがします。

中12 中12番:長めミドル。フェアウェーが強めの左下がり。★ハンデあり!
難易度が高いミドル。MAX寄せワンしかないし、まあ、大体ボギー。

Y氏は、トントンと打って、花道まで運ぶ。綺麗。流石です。
長兄は、またまた4UT。で、引っ掛けを嫌がり右のラフ。7鉄でレイアップするが左のラフ。
サードが80Yの上りでAWを選択。ピンが奥目。綺麗に打てたが、フライヤー?
ピンの根元に落ち、奥に消える。この時「あっ!」と心が動いた。
安全な選択肢を講じているのに、ミス。予選の時とは何かが違う。そう感じた。
この一打が、今後の細かい戦術に大きく影響する。

Y氏は、5M程度にキャッチ。長兄の状況を見て、やや安全に行った感もある。
長兄の球はバンカーには入らなかったが、深いラフ。奥からは兎に角早い。
ここからは2択。ウェッジでピン下に行くか、否、あれを出すか。
しかし、長兄のあれは、一昨年と違い長くなっているから、難しい。1本余計に入れておくべきだったか。
それでもSWを持つ勇気は無く、長尺パターで深いラフからのテキサスを選択した。
総武では、使う人はいないだろう、ラフからパターテキサス。一昨年大活躍した選択。
でもその時は33インチだったから。うん、来年はパター2本入れてラウンドします。

長尺はテキサスには向かない。だからラフからは出ただけに終わる。その後、慎重に寄せてダボ。
Y氏も2パットでボギー。長兄のロスが祟って、このホール痛恨の分けに終わる。イーブン変わらす。

中13 中13番:少し長めのショート。右の林が迫り出している。★ハンデなし。
何かが違うを感じつつ、何もできない長兄。4UTは曲がり、アプの距離感も合わない。
残っているのは、アイアンとパットのみ。これで行けるのか?不安との戦いになってしまった。

引き続きY氏から。放たれた球は左の林へ。只、少し出てきた模様。
それを見て長兄は4UTを持つ。予選ではショートでも7鉄でレイアップしたが、
流石にY氏と寄せ勝負になっては歯が立たない。これが、ストロークの予選とマッチの大きな違いですね。

長兄は「エイヤッ!」で右のバンカー狙いで打つ。弱めのドローが掛かりオン。奥のカラー。20歩程度。
Y氏のセカンドは、意外と微妙な位置だった。アプは木に触りバンカーへ落ちる。
バンカーからも寄らず下り5M程度。Y氏のダボが見える。なら、貰える物は貰う事にする。
きっちり3パットボギーをする事に予定変更。先ずは、Y氏とカップの間まで打つこと15歩程度。
ここまで来れば超高確率で3パットとなり、且つ、ラインも強さもしっかりわかる。レイアップパットを実施。

長兄のアプローチパットは3M弱に止まり、予定通りの場所。
そして、Y氏のボギートライ。カップ左に切れて止まる。OKを出す。
長兄のパートライ、カップに届かせない程度に止め、予定通り3パットボギー。OKを頂く。1UPに復帰。

中14 中14番:右ドック、長めミドル。★ハンデあり!
10番、13番でブレイクできたが、まだ1UP。シーソーゲームは続きます。
突き放すには、ハンデホールを生かし、且つ、その効果を対戦相手に見せることが大事。
マッチでは心の動きが結果に結びつきやすい。つまり、早めに諦めさせれば、バタバタっと倒れることが多いです。
その為にもここはボギーを死守し、ハンデパーを見せなければなりません。

で、やっとドライバーが振れます。このホールは右に打つと、右ドックの為、詰まってしまう。
だから、右の林に向かって、思いっきり振れば自動的に左に戻ってくる長兄に合ってます。
打った球はナイスショットのフック。
正面奥のバンカーに入りそう。うーん、260Y位でしょうか。夏になって距離が伸びてますね。
でも、総武だとアンマリ意味が無いホールも多くて、飛ぶのも困り物です。

Y氏はトントンとグリーン手前のバンカー前。やはり、実力者。ぶれないですね。
さて、長兄の残りは200Y程度の深いラフ。行くのか?行かないのか?もう解かりません。
迷った挙句に8鉄でレイアップ勝負にしました。Y氏の横へ。キャッチでボギーなら充分かと。

で、サード勝負。長兄から。で、ここでミス。
先にのせればプレッシャーになるはずが、セミラフに少しだけ掛かっていたが、AWで行ったら、刃が抜けずにショート、SWでしっかり行く選択もあった。
そもそも、少しだけセミラフに掛かるのも、少しついていない。
結局ダボ。ボギーのY氏とハンデ分け。Y氏に楽をさせています。
うーん、今日は長兄の日では無い様な気がしてきました(苦)。1UP変わらず。

中15 中15番:短め真っ直ぐミドル、ライン出しが大事。★ハンデなし。
長兄には非常に狭く見えるホール。右に回す空間が無いので、基本的に打つ場所が無い。
予選ではレイアップだが、ここでは刻めない。何故なら、距離が無いホールはY氏のパー確率は非常に高い。
よって、寄せ勝負になったら駄目。結局ドラで打つが左のラフ。

Y氏も曲げてお付き合い。しかし、ここからが違う。
キツイ前下がりのラフから、FWでローフックでグリーンを捉える。しかも近い。ほー、素晴らしい。
この時点で、このホールの勝敗は、ほぼ確定。自分には、あの球は打てないので、9鉄でかち上げに行くが失敗。
なんだかんだで内容無くダボ。Y氏はパーで、あっさりイーブンに戻る。うん、妥当です。

中16 中16番:短めのショート。ピン手前。ガードバンカーが手前に2つ。★ハンデなし。
予選の時は、通過を確定させて頂いたホール。比較的空間も広く、6〜7鉄で打つので結果が良い事が多い。
が、今日はマッチプレー。ハンデもないし、Y氏も乗せてくるので、行くしか無いと思いつつ待つ。
Y氏の球は、少し薄く手前バンカー。ピン手前なので、長兄は7鉄。
打つ。少し薄い。あっと思った結果は、同じバンカーIN。バンカーは池なんですが、今日は仕方ないです。

バンカーの打順は長兄から。
入れては行けないバンカーですが、新SWの効果もあり、アッサリ出る。手前3M。
次は、Y氏。サッと出す。アプの様に寄る。50センチ。うーん、腕の差、歴然。
結局、寄せ勝負になると無理にでもぶち込まないと、勝機が無い長兄。
しっかり打ったパートライ。「入った!」と思った瞬間、ボールは淵を覗いているが、止まる。ボギーで1ダウン。
うーん、日和が悪い。。。

中17 中17番:クランク風のロングの距離は普通。★ハンデあり!
やはり、レイアップ作戦というか、待ちのゲームではY氏に勝てない事を再認識。
距離のあるホールはボギーが多そうなので、打てるホールはドラ打って飛距離で勝つ作戦に変更する。
長兄の自滅もありえるが、このままではジワジワ首を絞められるだけなので。

Y氏はナイスショット。長兄は置いていかれないように強めに振る。低いフックだが転がってマズマズ距離も出る。
Y氏のセカンドは右にふかし、距離を稼げない。ハンデホール、また頭の中でグルグル選択方法を迷う。
7Wで稼いでおくべきかと思ったが、結局友達の4UTを持ち出す。
このクラブで予選を通ったから、もう良かろうが悪かろうが付き合うしかない。
が、この時も言う事を聞かない4UT君。右に出てラフにつかまる。総武のラフは半端無いのにね。。。

Y氏のサードはバンカーIN。バンカーが上手いから、五分五分でパーと計算し、
長兄のサードは155Yをフライヤー込みで8鉄で打つが、更に、飛びすぎで奥のバンカー。
8鉄で170Yも飛んでしまってます。来年は、飛ばないアイアンも考えなくては行けませんね。
奥は深く遠いバンカーなので、絶対入れてはいけません。もう、四打目はあまり考えずに適当に打つ。
何となく出て、結構寄ってましたの4Mにキャッチです。ふぃー、もう何だか良く解からなくなって来ました。。。

Y氏のバンカーショットは、あまり寄りませんでしたが、ラインはいい場所。
そして、見ているとパートライはカップに向かってくる。「うっ、入った!」と思った瞬間、カップの淵を抜ける。
Y氏にOKを出しボギー。こうなれば、2パットでハンデパーとなりますので、慎重に寄せて勝ち。イーブンに戻します。
ふー、非常に疲れるラウンドです。

中18 中18番:真っ直ぐ打ち上げ距離は普通のミドル。★ハンデなし。
中コースの最終ホールまで来ました。全く余裕が無いですし、調子も今一歩。
出来る限りの努力を続けますが、勝ちというゴールが見えないまま進んでいる長兄がいます。

ティショットは長兄から。このホールはハンデもないし、ドラ叩いてセカンドでパーオンに掛けます。
右サイドが大きめに空いていますので、右の林の入り口から大フック。250Yゲイン。
Y氏は左に行きますが、セカンドが上手く、グリーン手前。「うーん、パー取られるな。」
なら守っても仕方ないので、泣きのもう一回で4UTを選択します。
今度こそと思い、注意しつつ打った球は、

「ドカッ!」

と大きな音がした。80Yしか飛ばない大ダフリ。もう、いやー。どうにもなりません。 
本当に呆れたまま、サードを9鉄でキャッチし、ボギー。もう、アイアンのフルショットしか選択肢が無い。
Y氏も寄らず、入らずでボギー。結局、このホールイーブン。前半トータルもイーブンで後半戦へ進んでいきます。
策でゴルフする長兄、厳しい戦力で後半戦に挑むのでした。
つづく。


写真は以前に撮ったゴルフ日記のものを利用しています