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私が若いころ、クラブ選手権でのマッチプレーは、苦手というのか、好きになれないものでした。
駆け引きといえば、聞こえは良いのですが、言葉や態度で相手を翻弄する作戦に出る人が多かったし、それらを見てしまうと、勝ちたいがあまりとはいえ、人間の汚い部分を見てしまうようで、20歳そこそこの私には、たかが、ゴルフでそこまでやるの?そう思うと、気持ちが萎えてしまい、不愉快になるからです。

ストロークプレーをすれば、負けることのない相手に負けて帰ると、気分もさらに良くないのですが、そんな時、やはり父親からの苦言。
クラチャンになっている父は、全てを理解しています。お前は歳も若いし、親子ほど離れた人とやるのだから、それは、色々とあるだろう。しかし、いくら気分を害したとはいえ、それで負ければ、相手の思うつぼ。
負けてしまえば、何があっても言い訳にしかならない。
例え相手が何を言っても、仕掛けて来ても、自分は最後まで駆け引きなどせず、勝ち切れば良いのだから。
横綱相撲という言葉があるように、威風堂々と品格のあるゴルファーになりなさい。
言うは易しと、反発もしましたが、結局のところ、当時の私は、技量も精神的にも足りていなかった。ということですね。

ニュージーランド代表だったマイケル・バルトラップは、オーストラリアの試合で何度も、ご一緒したし、全英シニアの時も練習ラウンドをしましたが、ゴルフの時は勿論、食事をしてる時も、紳士が服を着ているような人でした。ゴルフをすれば、世界各国で何勝もしています。私の方が3つも下なのに、私を見かければ、笑顔で寄ってきて、丁寧な挨拶をしてくれたこと、よく覚えています。
何度も紹介している、ゴードン・クレイニーやステファン・アルビンスキーも、彼らは、良く一緒だったということもあり、私に対しては、よくよくブラックジョークも飛ばして来ましたが、それぞれみんなゴルフには、品がありましたね。特にステファンは、彼らの中で1番、ふざけた物言いをしますが、打つボール。スコアを作る、スマートさ、ゴルフに対する姿勢、言動は、さすがNo1プレーヤーとして、長年君臨して来た人です.
私が知り合ったころは、年齢的に実力も落ちて来ていたし、思うようなゴルフは出来なくなっていましたが、その考え方、プレーぶり、ふるまいは、最後まで堂々としており、王者の貫禄というのでしょうか、気品すら感じました。

長年ゴルフをやってきて、色んなゴルファーを見て来ましたが、このようなテーマで書いてしまうと、ゴルフに関してだけでなく、人柄もリンクしてしまうので、ちょっと定義が曖昧だったり、難しくなりますが、ゴルフのプレースタイルにフォーカスして論じれば、私が普段から良くやるシャンキー西村。良くシャンクをするので、自分でもそう言っています。近頃は、て(低)ちゃん。に変更しろといってます。
彼は私と同い年ですから、歳よりあるあるで、ゴルフの腕前も、秋の日はつるべ落とし。のごとく、急降下で下手になっていますが、彼などは、プレーは早い。同伴者に対してのリスペクトもあるし、不愉快な思いはさせない。
私は彼にいつも言っている。やや皮肉も含めて、愛すべき人物である。等、考えれば、彼も品格のあるゴルファーになるのでしょうかね。
いや、そんなことはない。やつは、ただのええ格好しいの男です。笑 続く。

 

掲載日:2023年11月9日