ゴルフ会員権の購入をお考えのお客様におすすめします

 2023年に入るとゴルフ会員権の上昇は加速度を増していきました。
 7月31日には前年狭山を貸し切って開催した加賀屋ゴルフ主催の加賀屋杯を龍ヶ崎で行いました。今回はタケ小山さんがバッチリとMCをやってくださいました。
 2023年の会員権市況を振り返ります。
 上昇金額では、第1位、磯子が2300万円から2900万円の600万円、第2位、大利根の900万円から1250万円の350万円、第3位、箱根の170万円から400万円の230万円、第4位、日光の240万円から420万円の180万円、第5位、相模原の830万円から1000万円の170万円、第6位、龍ヶ崎の300万円から450万円の150万円、第7位、狭山の300万円から430万円の130万円、第8位、飯能の200万円が300万円の100万円、第9位、藤ヶ谷の220万円から315万円の95万円、第10位、赤羽・成田ハイツリーそれぞれが60万円から120万円・20万円が80万円の60万円の上昇金額でした。
 上昇率では、第1位、成田ハイツリーの20万円が80万円の4倍、第2位、東京五日市の20万円が50万円の2.5倍、第3位、箱根の170万円が400万円の2.35倍、第4位、赤羽の60万円が120万円の2倍、第5位、日光・リバーサイドFのそれぞれ240万円が420万円・40万円が70万円の75%、第7位、龍ヶ崎・飯能のそれぞれ300万円が450万円・200万円が300万円の50%、第9位、狭山の300万円が430万円の43%、第10位、大利根の900万円が1250万円の38%アップしました。
 2023年の相場けん引県は神奈川県となりましたが、神奈川の主役は戸塚から磯子に変わりました。2021年からの3年間で磯子の相場は1400万円から2450万円となりました。
 箱根は2021年の40万円から10倍の400万円に。飯能は20万円が300万円となり15倍になり、日光は30万円が420万の14倍になりました。
 
 2024年の会員権のけん引は東京都のゴルフ場となりました。
 5月には、マエシン、念願の北アイルランドのロイヤルカウンティダウン、ロイヤルポートラッシュ、カントリーラウス。そして、アイルランドのポートマーノック、ヨーロピアン、ジアイランドの6コースを回る。特にロイヤルポートラッシュは今年の全英オープン会場だったので、今年テレビでこれこれって思い出しながらテレビ観戦。
 6月頭には笹生優花選手が2度目の全米オープンチャンピオンになった。素晴らしかったですね。そして、7月にはアムンディ・エビアン選手権では古江彩佳選手がメジャー勝利者となります。
 2019年に渋野日向子選手が全英女子オープンに勝利してから、2021年に松山英樹選手がマスターズチャンピオンに。そして、笹生優花選手が全米オープンに2回勝ち、今度は古江彩佳選手がエビアンに勝つ。今後も日本の女子選手はまだまだ勝つでしょうから、2025年以降もゴルフ業界が盛り上がらないはずがありません。
 日経平均株価も夏場には42000円を超えることもあったが、令和のブラックマンデーと呼ばれた8月5日の株価の大暴落があったりしたが、株式市況は活況を呈していた。
 さ、2024年の会員権市況を振り返りましょう。
 上昇金額では、第1位、小金井の3800万円から4800万円の1000万円、第2位、桜ヶ丘の1350万円から1900万円の550万円、第3位、レイクウッドの2000万円から2500万円の500万円、第4位、東京よみうり・厚木国際のそれぞれ1280万円から1680万円・900万円から1300万円の400万円、第6位、よみうり2300万円から2650万円の350万円、第7位、府中の440万円から720万円の280万円、第8位、多摩・相模原がそれぞれ400万円から600万円の200万円・1000万円から1200円の200万円、第10位、箱根の370万円から550万円の180万円の上昇金額でした。
 上昇率では、第1位、青梅の70万円が210万円の3倍、第2位、鹿野山の25万円が55万円の2.2倍、第3位、取手国際の50万円が100万円の2倍、第4位、PGM総成の120万円が230万円の92%、第5位、石坂の100万円が190万円の90%、第6位、府中の440万から720万円の64%、第7位、多摩・赤羽のそれぞれ400万円が600万円の50%・120万円が180万円の50%、第9位、箱根の370万円が550万円の49%、第10位、厚木国際の900万円が1300万円の44%アップしました。
 
 2025年今年も途中ながら、振り返ってみます。
 LPGAでは日本選手が躍進してます。3月のブルーベイで竹田麗央選手が米ツアー2勝目。4月はメジャー競技シェブロンで西郷真央選手が初優勝。5月にはリビエラマヤで岩井千怜選手が初優勝。8月頭にはメジャー競技であるAIG全英女子オープンでは山下美夢有選手が初優勝を。更に8月中盤にはスタンダードポートランドでは岩井明愛選手が初優勝と毎月日本選手が優勝してくれています。
 株式市況は4月初旬一瞬日経平均が3万円そこそこまで下がったものの、今は42000円を超えるほど順調そのもの。
 こうなると会員権市況も盛り上がりますね!
 2025年8月までを振り返ります。
 2025年も東京都のゴルフ場が昨年に引き続き相場をリードしています。というか今年の東京都の上昇の度合いは物凄いです。
 上昇金額では、第1位、よみうりの2650万円から3800万円のなんと!1150万円、第2位、レイクウッドの2500万円から3400万円の900万円、第3位、東京よみうりの1680万円から2300万円の620万円、第4位、府中の730万円から980万円の250万円、第5位、横浜の260万円から490万円の230万円、第6位、八王子の470万円から650万円の180万円、第7位、箱根の550万円から720万円の170万円、第8位、厚木国際の1300万円から1450万円の150万円、第9位、筑波の790万円が880万円の90万円、第10位、武蔵680万円から755万円の75万円の上昇金額でした。
 上昇率では、第1位、ジェイゴルフ霞ケ浦の10万円が35万円の3.5倍、第2位、横浜の260万円が490万円の88%、第3位、成田ハイツリーの80万円から130万円の63%、第4位、富士レイク、130万円が190万円の46%、第5位、よみうりの2650万円が3800万円の43%、第6位、取手国際の90万円から125万円の39%、第7位、八王子の470万円が650万円の38%、第8位、東京よみうりの1680万円が2300万円の37%、第9位、府中の730万円が980万円の34%、第10位、箱根の550万円が720万円の31%上昇しました。
 2025年のよみうり、レイクウッド、東京よみうりの上昇金額・上昇率ともにもの凄いです。とにかく、全く売りが出て来ません。元気のある法人筋の物色意欲がとても強いです。この3コースはまだまだ上昇する見込み大ですね。
 
 最後に、2020年4月に緊急事態宣言が出されて以降、会員権価格が上昇したベスト10を発表します。
 金額部門では、第1位、レイクウッド2150万円、第2位、よみうり2000万円、第3位、東京よみうり1440万円、第4位、桜ヶ丘1170万円、第5位、戸塚1150万円、第6位、磯子1030万円、第7位、厚木国際900万円、第8位、府中800万円、第9位、相模原750万円、第10位、鷹之台625万円となりました。
 上昇率部門では、第1位、日光15倍、第2位、箱根14.4倍、第3位、飯能12倍、第4位、青梅10.5倍、第5位、横浜9.8倍、第6位、富士レイク9.5倍、第7位、GC成田ハイツリー8.7倍、第8位、河口湖8倍、第9位、立川国際7.7倍、第10位、赤羽6.3倍という結果となりました。
 
 総括しますと、コロナ以降のゴルフ会員権は便利が良い、つまりは東京都のゴルフ場を中心に動いたということになりますね。挙げた20コース中、東京都のゴルフ場が7コースも入っています。神奈川もなんと同じく7コース。あと千葉県で2コースと埼玉県で1コース。その他では、神奈川にはなりますがリゾート地の箱根、それに栃木県の日光、更には富士山のふもと山梨県の富士レイクや河口湖のようなリゾートのゴルフ場に食指が伸びたとも言えるでしょう。
 
 このように大きく動いたゴルフ場もあれば、全く動かなかったゴルフ場もあります。
 ここに名前が出てきたコースは今後も注目されることが大になるとマエシンは思っています。また、残念ながら、ベスト10には入ってこなかったものの、コロナ以降、順調な会員権相場を形成しているゴルフ場も当然あります。が、コロナ以降も会員権相場に変化が見られないゴルフ場においては、今後も躍進し注目されることは無いように思います。
 9月1日にPGMがアコーディアを買収して以降、初めて、アコーディアコースからの他倶楽部への入会を希望する際の名変料金の半額(Pキャップ的)措置を発表しましたが、どうでしょうか?こういうリリースが起爆剤になれば良いのですが、果たしてどうでしょうか?
 PGMとアコーディアの合併から、これからのゴルフ業界がどう動くか?注目です。
 
 で、注目していたら、これまで会員とともに!と私の眼には映ってきたPGMが、名変料の値上げ!年会費の値上げをはじめとしてすべての値上げ。どうも、言葉は悪いですが、守銭奴的になってきたのではないか?と映るようになりました。
 PGMがアコーディアを飲み込み、悪評だったアコーディアのゴルフ場を良いように導くと思っていたのですが、ここ1か月ほどの動きを見るに、アコーディア的な運営をすれば利益が出る!、よし!この路線で行こう!にシフトし始めたように映っています。会員のための会員制ゴルフ場を謳いながら、実は会員の満足度より運勢会社自体の利益を追求する!という路線を取り始めたように感じます。
 これまでマエシンはPGMのゴルフ場はちゃんとやっている!ゴルファーもそれは認知している!だから、相場も付いている!としてゴルフを愛する会員制倶楽部を愛するものの一人として皆様方にPGMは良いよ!って書いてきましたし、申し上げてきました。
 が、合併した当初、私が抱いた最初の私の目論見は外れ、どうやら悪貨は良貨を駆逐するの言葉通りに、PGMのゴルフ場がこれまでアコーディが行ってきた戦略のゴルフ場のように変貌して行くように感じ始めるようになりました。。。とても残念です。。。会員制ゴルフ場が利益だけを追求したら、会員の居場所はありませんから。

 

 

 

掲載日:2025年10月4日